どうもこんにちは。
今回からハセガワのフルハルスペシャルシリーズ「重巡洋艦 青葉」を製作していきます。
青葉型は古鷹型と同じく、シルエットが非常にキレイな艦型です。(個人差あり)
いつか作りたいと思い衣笠を探していましたが、気づいたら市場から居なくなっていました。
キット内容の確認

キットの初版は2007年、艦船模型ではまだまだ新しい部類でしょうか。
モールドはハセガワ特有の?薄めではありますがシャープなもの。
ランナーに空白が多く、素人目には無駄じゃないかな~と感じるのもハセガワの味。

パーツはかなり少なめな印象。
合わせ目を消さない素組みであれば1日で作れそうですね。
袋入りのランナーは静岡模型協同組合おなじみの共通パーツ。
おそらく使用しません。

フルハルスペシャルで付いてくるパーツがこちら。
喫水線下は古鷹型と共用らしく、ネームタグにはFURUTAKA/AOBAと掘られています。
スクリュープロペラはホワイトメタル製でしょうか。

説明書はフルハルスペシャル専用の物に差し替わっています。
デカールは通常品、及び姉妹艦の衣笠と共用みたいです。
使用するパーツ

クライアントよりお預かりしているパーツは以下の通りとなります。
【ハセガワ】
- 応急舵セット(3S-20)
【レインボーモデル】
【フラグシップ】
- 超超極細チェーン(黒)
【ファインモールド】
- WA05 汎用探照灯セット
- WA09 カッターボートセット
- WA12 アンカー・菊花紋章セット
- WA14 艦載電波兵器(レーダー)セット
- WA16 掃海具(パラベーン)セット
- WA21 九六式25mm単装機銃
- WA24 九六式25mm連装機銃 防盾付
- WA25 九六式25mm三連装機銃 防盾付
- WA30 25mm・13mm機銃用弾薬箱セット
- WA43 艦艇用 双眼鏡・測距儀セット
- WA45 12cm単装高角砲&8cm単装高角砲
【ファイブスターモデル】
- FS710039 1/700 日本海軍 艦艇用 旗デカール
- FS710212 日本海軍 艦艇用 13号電探
- FS710360 1/700 WWII 日本海軍 11m内火艇
【アドラーズネスト】
【軍艦堂】
- GK70114 日本海軍 救命浮標Ⅰ
- GK70125 日本海軍 舵柄信号標
- GK70336 日本海軍 ウインチ III
- GK70344 日本海軍 絡車 (完成型) ML 麻索用
- GK70347 日本海軍 絡車 (完成型) M 麻索用
アクリめいと】
- MK-700LC2 艦船模型ケース(フルハル)
組み立て開始

まずは船体の左右を貼り合わせていきます。
ハセガワの古鷹型・青葉型はご覧のように艦首の一部が史上最悪とも言える分割をされています。
ヒケが出にくいようこうなっているらしいですが、結局パテを打ってヤスリで削らないといけないのであれば、まだヒケが出ていた方が良かった気もします。
ハセガワもそう思ったのか、次の天龍型では一般的な分割に変更されています。

悲しいことに艦底パーツも同じ分割方法になっています。
左右がピッタリ合うなら、パネルラインに沿って分割されているなら良いと思いますけどね。

とりあえず接着します。
接着剤がはみ出まくっていますが、パテの海に沈むので気にしない方針です。

おしり側。
なぜか艦底パーツと上回りで長さが合いません。
古鷹型に合わせて小さくなったか?と考えましたが、古鷹型と青葉型の全長はほぼ全く同じだそう。
設計ミスでしょうか。
幸いにも端部以外のRは合っているので、パテをモリモリにして修正出来ます。
艦船模型は難しいとよく言われますが、「難しい」とはなんだかベクトルも次元も違うような気がします。
凹凸の合っていないジグソーパズルが近いです。
固定用ナットを仕込む

艦内にはケースへ固定する用のナットを仕込む必要があります。
艦底パーツはそのまま組んでしまうとアクセスができなくなるので、予めナットを固定する位置に穴を開けておきます。
適当にバリバリとむしっていきましたが、ハセガワのプラはかなり硬く、白化しやすいので注意が必要です。
ナットをゴム系接着剤で固定後、プラ板で回り止めを作り(左側)、エポキシパテでその周囲を固めてしまいます。(右側)
回り止めは抵抗が大きければ大きいほど良いので、最大限 面積を稼いでいきましょう。
余ったエポパテはSDGsに配慮して(適当)おしりの成形に使用しました。

接着剤が硬化するまで、この状態でまるまる2日放置しました。
金属脚の間隔はキット付属の展示台と同じく、約72mmとしています。
目測でここかな?という位置に印を付けたら奇跡的にキット純正と揃ってしまい、メーカーと心が通じ合った気分になりました。
もっと通じ合えばフルハルモデルが増えるでしょうか。
といったところで、今回はここまで。
では。
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