どうもこんにちは。
寒い寒いと思っていたら、一転して暑くなり、自律神経がえらいことになっているふそやんです。
今回から金属工作が始まります。
その前に艦橋を組み立てます。
艦橋回りの組立
艦橋は難なく組み立てられました。
説明書はやたらとごちゃごちゃしているので、部品を取り付ける際は1つ1つマーキングしながらをオススメします。
羅針艦橋部分の窓にはクリアパーツが採用されており、窓枠の塗り分けの必要こそあるものの、実感的になっています。
信号灯もクリアパーツで出来ており、レンズ面をマスキングしてから塗装すると良いでしょう。
反対側です。
空母の艦橋側面といえば大きな黒板ですよね。
当然、抜かり無く、しかも別パーツで再現されています。
こちらの黒板ですが、近年見られるような「緑色の黒板」ではなく、当時はその名の通り「黒色」であったとされています。
前回も書いたとおり、今回使用するエッチングパーツセットには、艦橋周辺のパーツは一切ないので、ラッタルがちょっと残念でしょうか。
手すりやラッタルは汎用品を取り付けても良いかも知れません。
煙突にジャッキステーを取り付ける
赤城といえば、艦橋とは反対側に設置された大きな煙突。
キットそのままでもいい感じに見えますが、今回はジャッキステーを置換していきます。
まずは普通に組み立てて、合わせ目とパーティングラインを処理します。
煙突側面には、上の写真のように面白いパーティングラインが走っています。
なぜこの形なのか、この分割線じゃないとダメだったのか。考えると楽しいポイントです。
まずはモンキーラッタルを置換しました。
ハセガワ トライツールのモデリングチゼル4でモールドをあらかた削いだ後、軽くヤスリで整えてから、置き換えるパーツを瞬間接着剤で貼り付けていきます。
エッチングパーツは当然ながら金属ですので、プラモデル用接着剤では固定できません。
次に、ジャッキステーを取り付けるために元のモールドをすべて削いでいきます。
この時、うっすらと元のモールドを残してかつ、けがき針でモールドの位置を残しておくことをオススメします。
モールドの位置を見失うと・・・非常に残念なことになります。
後はモールド跡に沿ってジャッキステーを生やしていきます。
プラパーツと金属パーツの接点が文字通り「点」ですので、少しでも引っ掛けるとポロポロ取れてしまいます。
やっと付いたと思っても歪んでいたり・・・。
ひたすらに根気勝負です。
ちなみに、奥側に見える蓋のようなものは、緊急排煙口的なものだったと記憶しています。
艦が大きく傾き、海面が煙突に蓋をしてしまった時、排煙が出来なくなってしまいます。
そうなると非常に危険ですので、この蓋を開いて最低限の排煙をさせる所ですね。
この構造は他の空母、蒼龍・飛龍や翔鶴型、雲龍型にも引き継がれています。
カッターボート・内火ランチを組み立てる
艦尾に収容されるカッターには架台がモールドされています。
こちらを削り取り、エッチングパーツに置換していきます。
左は原型の状態です。
ニッパーでざっくりと切り取ったものが真ん中、ナイフで軽く整えたのが右側です。
元のモールドと同じ位置にパーツが付きますので、そこまで念入りに整えなくても良いと思います。
金属パーツ(右下)には、ボートのキール(竜骨)を避ける切り込みが入っていないため、そのままではボートが浮いてしまいます。
ここはボートのキールに切り込みを入れて対処しましょう。
艦尾に収容されるカッター・舷側に付けるカッター共に、表面に1枚パーツが付きます。
取り付けたのが左側のものになりますが、ぱっと見ではあまり変わらないような?
内火ランチ(奥3艇)も組み立てて記念撮影。
・・・1つ旗竿曲がってますね、修正しときます。
内火ランチの内、真ん中のものはエンジンパーツがついていませんが、この個体は上に幌パーツが付くため、あえて取り付けていません。
大戦後半になるとこういった艦載艇は降ろされてしまうので、沢山載っている赤城は、海軍の全盛期とも言えますね。
視覚的にも楽しいので、個人的には搭載されていたほうが好きです。
と言ったところで、今回はここまで。
では。
【今回のキット】