1/350 ハセガワ 赤城 を作る(3)

1/350 航空母艦 赤城(完)

どうもこんにちは。

寒い寒いと思っていたら、一転して暑くなり、自律神経がえらいことになっているふそやんです。

今回から金属工作が始まります。

その前に艦橋を組み立てます。

艦橋回りの組立

艦橋は難なく組み立てられました。

説明書はやたらとごちゃごちゃしているので、部品を取り付ける際は1つ1つマーキングしながらをオススメします。

羅針艦橋部分の窓にはクリアパーツが採用されており、窓枠の塗り分けの必要こそあるものの、実感的になっています。

信号灯もクリアパーツで出来ており、レンズ面をマスキングしてから塗装すると良いでしょう。

反対側です。

空母の艦橋側面といえば大きな黒板ですよね。

当然、抜かり無く、しかも別パーツで再現されています。

こちらの黒板ですが、近年見られるような「緑色の黒板」ではなく、当時はその名の通り「黒色」であったとされています。

前回も書いたとおり、今回使用するエッチングパーツセットには、艦橋周辺のパーツは一切ないので、ラッタルがちょっと残念でしょうか。

手すりやラッタルは汎用品を取り付けても良いかも知れません。

煙突にジャッキステーを取り付ける

赤城といえば、艦橋とは反対側に設置された大きな煙突。

キットそのままでもいい感じに見えますが、今回はジャッキステーを置換していきます。

まずは普通に組み立てて、合わせ目とパーティングラインを処理します。

煙突側面には、上の写真のように面白いパーティングラインが走っています。

なぜこの形なのか、この分割線じゃないとダメだったのか。考えると楽しいポイントです。

まずはモンキーラッタルを置換しました。

ハセガワ トライツールのモデリングチゼル4でモールドをあらかた削いだ後、軽くヤスリで整えてから、置き換えるパーツを瞬間接着剤で貼り付けていきます。

エッチングパーツは当然ながら金属ですので、プラモデル用接着剤では固定できません。

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次に、ジャッキステーを取り付けるために元のモールドをすべて削いでいきます。

この時、うっすらと元のモールドを残してかつ、けがき針でモールドの位置を残しておくことをオススメします。

モールドの位置を見失うと・・・非常に残念なことになります。

後はモールド跡に沿ってジャッキステーを生やしていきます。

プラパーツと金属パーツの接点が文字通り「点」ですので、少しでも引っ掛けるとポロポロ取れてしまいます。

やっと付いたと思っても歪んでいたり・・・。

ひたすらに根気勝負です。

ちなみに、奥側に見える蓋のようなものは、緊急排煙口的なものだったと記憶しています。

艦が大きく傾き、海面が煙突に蓋をしてしまった時、排煙が出来なくなってしまいます。

そうなると非常に危険ですので、この蓋を開いて最低限の排煙をさせる所ですね。

この構造は他の空母、蒼龍・飛龍や翔鶴型、雲龍型にも引き継がれています。

カッターボート・内火ランチを組み立てる

艦尾に収容されるカッターには架台がモールドされています。

こちらを削り取り、エッチングパーツに置換していきます。

左は原型の状態です。

ニッパーでざっくりと切り取ったものが真ん中、ナイフで軽く整えたのが右側です。

元のモールドと同じ位置にパーツが付きますので、そこまで念入りに整えなくても良いと思います。

金属パーツ(右下)には、ボートのキール(竜骨)を避ける切り込みが入っていないため、そのままではボートが浮いてしまいます。

ここはボートのキールに切り込みを入れて対処しましょう。

艦尾に収容されるカッター・舷側に付けるカッター共に、表面に1枚パーツが付きます。

取り付けたのが左側のものになりますが、ぱっと見ではあまり変わらないような?

内火ランチ(奥3艇)も組み立てて記念撮影。

・・・1つ旗竿曲がってますね、修正しときます。

内火ランチの内、真ん中のものはエンジンパーツがついていませんが、この個体は上に幌パーツが付くため、あえて取り付けていません。

大戦後半になるとこういった艦載艇は降ろされてしまうので、沢山載っている赤城は、海軍の全盛期とも言えますね。

視覚的にも楽しいので、個人的には搭載されていたほうが好きです。

と言ったところで、今回はここまで。

では。

【今回のキット】

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