どうもこんにちは。
お天気と共に塗装予定が崩れていく、ふそやんです。
今回から大物のハセガワ製1/350スケールの航空母艦 赤城 ”ミッドウェー海戦”仕様を作っていきます。
キットとしては2008年に発売された無印(開戦時)とほぼ同一、箱絵しか違いがないのかな?
無印(開戦時)を買ってもミッドウェー海戦時を再現できるデカールは付属しているので、「どうしても箱に”ミッドウェー海戦”の文字が必要」ということでなければ、無印(開戦時)を購入されると良いでしょう。
ちなみに”ミッドウェー海戦”仕様の今回のキットですが、デカールにはちゃんと「昭和十六年 開戦時」と書かれております。
キット開封
まず箱を開けるとデッカイ本体がお目見えです。
上に乗っているのは1/700の赤城。
単純に倍のサイズなので、1/700でも大きめな赤城がえらく小さく見えます。
モールドはさすが’08年製。
デカイだけでテロテロと言ったことはなく、くっきりはっきりモールドが刻まれています。
他社であれば斜めに引き伸ばされたような形状になる舷外電路も、しっかり箱型の形状を保っております。
ハセガワといえばコレ。
一緒くたに包まれたランナーですね。
案の定ランナーが暴れまくった痕跡が残されており、パーツにダメージが無いか心配です。
と言っても、ランナー状態では壊れることはほぼ無く、たまーにランナーからパーツが外れるくらいです。
いらぬ心配ってことですね。
船体の組み立て開始
船体内部の補強板を組み込んでいきます。
1/700では数枚・数本で終わる物ですが、流石に1/350となると大きく・多くなります。
補強板にはご丁寧に番号が掘られていますので、バラバラにしても安心です。
パーツには裏表があり、基本的にハマるようにしかハマらないのですが、13番くんの様にどちら向きでもハマるイエスマンがおります。
裏表があるくせに、どちらでもハマってくる厄介なやつです。
説明書をしっかり見て、後々の工程も理解した上で組み立ててやりましょう。
2箇所ほど、主張が激しく、型に収まらないやつがおります。
展示台用のボスとなる突起ですが、今回は使用しないので根本からカットしてやります。
ボスを使用しない代わりに、アドラーズネスト製の金属脚を使用し、ネジ&ボルトで固定するため、底には穴を開けておきます。
ボルトを入れてみました。
この後、周りをプラ板で回り止めを施し、さらにエポキシパテでどうあがいても外れないように強化しておきます。
船体の貼り合わせ
艦内で行う作業が終わりましたら、艦の中央部を大きめのクランプで、艦首・艦尾部分を小さめのクランプではさみ、接着に備えます。
この時、特に艦首・艦尾を留めるクランプはプラ製で無いものをオススメします。
プラ製ですと、接着剤を流し込んだ際に伝ってしまい、クランプ自体が接着される恐れがあります。
金属製かつ、なるべく奥で挟むことを強くオススメします。
接着にはタミヤの緑キャップを使用します。
タミヤのプラ用接着剤は地味に種類があり、ほそプラネットでは以下の様に記載することが多いです。
- 白瓶(Item No:87003)・・・一般的なタミヤセメント(オレンジキャップの六角瓶もコレ)
- 緑キャップ(Item No:87038)・・・流し込みタイプ。とりあえずコレを買えば間違いない。
- 黄緑瓶(Item No:87182)・・・速乾の流し込みタイプ。罠。接着力が甘く、すぐ外れてしまう。
- リモネン系(Item No:87113)・・・柑橘系の香りがする、乾燥が遅いタイプ。タミヤ公式で接着力最強と言われている。
今回使用したのは上から2つ目のやつですね。
下に写っているのはインジェクターです。
接着箇所にちょっとずつ注入できるので、大型模型を製作する時には有効です。
シリンダーをちょっと押して、針先に水滴が出来たな、ってところで接着箇所に触れるだけでOK。
接着箇所に針先を当てて、シリンダーを押すと事故るので注意。
後ハメ加工
空母、特に赤城は、組み立ててしまうと塗装できない部分が多いです。
そのため、ガンプラや美少女系プラモでおなじみの後ハメ加工をしないと、残念なことになります。
まずは艦首の格納庫部分。
補強板の4番を、甲板から上を切り取り、格納庫側の凹も下半分切り取ってしまいましょう。
こうすることで上から被せるように取り付けが可能になります。
次に艦尾の艦載艇格納部。
こちらは割と有名ですが、船体側の凹を上半分切り取ってしまえばOKです。
上から補強板をはめ込めます。
とりあえず、空母の一番めんどくさい「組み立てた後では塗装できない部分をどうするか」が終わりました。
次回は船体の修正作業から、でしょうか。
では。
【今回のキット】