どうもこんにちは。
ピットロードから完全新規の「軽巡洋艦 夕張」が発表されて浮かれているふそやんです。
小さめの3100トンクラスながら、ドッシリとした艦影がステキなお船ですね。
早速予約しておきました。発売が楽しみです。
本題に戻って島風の製作を再開していきます。
前回は基本的な工作を終えて、エッチングパーツの組付けに入ると言ったところでしたが、まだやることがあったのでそちらを先に終わらせていきます。
舷窓を開口する
船体の側面に窓がモールドされています。(見にくくて失礼)
古いキットだと、左右で高さがズレていたり、ヒケかな?と思うくらい薄いモールドだったり、そもそもモールドされていなかったりします。
しかしこの島風はちゃんとモールドされており、堀が深めなのでそのままスミ入れで仕上げてもカッコよく仕上がるでしょう。
が、この後の作業でモールドが埋まってしまう、もしくは均一な深さで残らない場合があるので、ここはリューターを使用して開口していこうと思います。
使用するのはこちらのファンテック社製 マイクログラインダーゼロワンです。
ビット(先端)が簡単に交換でき、正転・逆転の切り替えはもちろん、つまみを回すことで0~15,000rpm間の無段変速が可能です。
今回は0.5mmのピンバイスを使用するので、ピンバイスビットS(0.3mm~1.1mmのドリルまで対応)を装着して穴を開けていきます。
2.34mm軸であればなんでも挟めるので、100均でリューター用のドリルを買ってきて使用するのもアリです。
ただし、軸がぶれていたりすると非常に危険なので、常用するのであればなるべくお高いものをオススメします。
…どこに施工したのか書かなくても分かりますね。
少し手間のかかる作業ですが、かなり効果の高い工作だということがお分かり頂けると思います。
同じ用に、艦橋周りの窓は0.3mm、後部構造物の窓は0.5mmで開口しておきました。
鋼板の継ぎ目を表現する
この頃の船は(一部の例外を除いて)鋼板をリベットで組み合わせた鋲接という方法で建造されています。
鋲接の特徴として鋼板同士を重ねているので継ぎ目が出来ます。
島風も例外ではなく鋲接なのですが、キットには鋼板の継ぎ目が表現されていません。
このようにツルツルなので、どうにかして継ぎ目を表現するのが艦船モデラーの腕の見せ所となっています。(多分)
古今東西、継ぎ目は
- サーフェイサーを厚塗り
- 紙やプラペーパーを貼る
- 明度を調整して塗装で表現
など、様々な方法で表現されています。
今回は一番ラクなポピュラーな方法である「サーフェイサー厚塗り戦法」を行います。
まずタミヤの曲線用マスキングテープ 2mmを、2mm間隔で貼っていきます。
2mmのテープをガイドにすると楽に貼れます。
甲板のモールドを潰さないよう、上部に太めのマスキングテープを貼って吹き込みを防止しておきます。
サーフェイサーを6回ほど重ね塗りした後、マスキングテープを剥がしていきます。
うまく段差が出来ていると成功です。
好みもありますが、今回は少し薄かったのでもう2,3回ほど塗り重ねたほうがメリハリが付いてよかったかな、と思います。
寄ってみると塗膜の断面に乱れがあるので、キムワイプやコピー用紙などで軽く磨いておきます。
今日はここまで
これでようやくエッチングパーツの組付けに入れるかな、という所ですね。
ドサクサに紛れてエッチングパーツの下地処理は終えているので、スムーズに工作に入れるといいな思います。
では。