どうもこんにちは。5キット同時製作をしているふそやんです。
サンタさんには増設用の腕を所望していたのですが、なぜか来てくれませんでした。
島風の煙突では少し小さすぎたようです。
来年は巡洋艦の煙突をベランダに建てておくことにします。
さて、今回はいよいよメインの塗装に入っていきます。
塗装前準備
塗装する前に部品ごとに分けて持ち手を付けます。
使用しているのはクレオス製Mr.ネコの手棒 両端クリップです。
「中央で折れば倍に!」的な文章に惹かれて買ったものの、折ると短すぎる(9cmほどになる)ので普通に使っています。
箱のフチに挟んでおけるのでなかなか便利です。
地味にワニグチの向きが揃っていないので不便なところもあります。
主砲や魚雷発射管等は裏にボスがあるのですが、ボス自体が1mm程度しか無く、ワニグチで挟んでしまうとピンッなどという別れの挨拶をしてくれるので、100均の目玉クリップでくわえた後持ち手棒を付けています。
余談ですが、下に見えている箱はうなぎパイのものです。
いざ艦底を塗装
艦底色の基本色を塗る
まずは艦底にC29 艦底色(ハルレッド)を塗装します。
塗り残しの無いように、かつ薄く薄く重ね塗りしていきます。
よくやらかす場所としては
- キール
- スクリューブラケット
の根本ですね。
エアブラシの洗浄が終わった後にアレ?なんか薄くね?と気がついて再塗装はよくある話です。
そうならないようにチェックにチェックを重ねましょう。
明るめの色でハイライトを入れる
次にハイライトを入れていきます。
クレオスのC29 艦底色は暗すぎるので、C79 シャインレッドを混ぜて少し明るく調整した艦底色を被せていきます。
ふそやんはいつも【C29 艦底色】3:1【C79 シャインレッド】の割合で混ぜています。
そうしてできた明るめの艦底色を、斜め上方向から艦底に当たらないように薄く吹き付けていきます。
塗り終わったものがこちら。
C29 艦底色のみだとのっぺりしてしまいますが、ハイライトを入れることで多少立体感が出ます。
単艦で見るとよく分からないですが、並べてみると割と違って見えるので、いつもC29 艦底色のみ塗っているという方は試してみると良いかも知れません。
【参考】
ベタ塗りの秋津洲号(手前)と、ハイライトを入れた鳥海号(奥)
バルジの有無等ありますが、なんとなく秋津洲のほうがのっぺりして見えます。見えるんです。
【使用した塗料】
【C29 艦底色】 【C79 シャインレッド】
甲板を塗る
甲板は リノリウム→鉄甲板 の順に塗っていきますが、その前に影色を入れておきます。
使用した色はC40 ジャーマングレーですが、ここは黒っぽい色ならなんでも良いと思います。
構造物の接する場所や、なんとなく汚れそうな場所、油が飛び散って汚れそうな場所に軽く塗っておきます。
ついでに各パーツにも影吹きしておきます。(右下)
船体は真上から、パーツ類は斜め下方向から(丁度画像で見えている角度)これまた軽く塗りました。
この時、煙突の内部も忘れずに塗っておきましょう。
影になる色が乾燥したらC606 リノリウム色を塗装します。
リノリウム甲板にはリノリウム抑えという金具が横に走っているので、それを目安に塗ります。
よく分からない場合はキット付属の塗装図を参考にするといいでしょう。
たま~に「モールドを参考に塗り分けて下さい」などと説明書に書いてある場合がありますが、その時は諦めてカンで塗ります。もしくは資料を漁ります。
このリノリウム甲板にもハイライトを入れていきます。
【C606 リノリウム色】3:1【C44 タン】で割り、さらに2倍ほどシンナーで薄めて極薄のブラウンをササッと塗ります。
これにて軍艦色と差し色を残すのみとなりました。
【使用した塗料】
【C40 ジャーマングレー】 【C606 リノリウム色】 【C44 タン】
今回はここまで
どうにか魔のマスキング前まで来ました。
甲板のマスキングは艦船模型の一番面倒な作業ではないでしょうか。
重巡クラスであれば余裕で6時間程度持っていかれるのでもはや修行です。
メーカー純正でマスキングシートを用意してある事もありますが、島風には用意されていないので大和魂で乗り越えるしかありませんね。
では。
【ピットロード 1/700 島風 最終時】