どうもこんにちは。
今回も早霜の続きです。
駆逐艦は小さく、独特の可愛らしさ?もあって楽しく組み立てられます。
他の艦型が楽しくないわけでは無いんですけどね。
舷窓の掘り直し
舷窓を掘り直していきます。
まずは凹モールドの中央にニードルでケガキ、Φ0.5のドリルでさらっていきます。
もともとのモールドが薄いので中央を見失いがちで、多少よれていますが、後でなんとでもなるのでOK。
モールド自体はΦ0.6程度でしょうか。
周りに少しフチが残ってしまいますが、捨てサフを吹いて磨いたら消え去るかと思います。
船体の加工
ピットロードのキットは船首楼甲板フチの面取りがなく、直角になってしまっています。
一部の駆逐艦や、特型駆逐艦の性能改善工事前であればこれで良いと思われますが、甲型駆逐艦としてはちょっとよろしくありません。
なので軽く面取りを行ってみました。
側面と甲板上面の間に新しく面が出来ているのが分かるでしょうか。
実物はもう少し内側に深く傾斜しているのですが、あまりやりすぎるとボラード部分で違和感が発生するので控えめにしました。
艦尾の垂直に落ちていた形状も、それらしくナナメに整えました。
ちょっと見えてる白い部分が0.5mmのプラ板で、ベージュと緑に見える部分がパテです。
ここをすべてパテで盛ってしまうと定着力不足やらなんやらでポロリする可能性があります。
ところで、スクリューブラケットがえらく長いように思います。
2mm程度切り詰めても良いかもしれません。
ただの楕円だったエディプレートも合わせて整形しておきます。
ここもサフチェックを行って最終的な形状を決めていきます。
サフチェック
サーフェイサーエヴォ ブラックを軽く全体に吹き付けました。
ご覧の通り、船体上下のつなぎ目が見えるので、まだまだ処理が甘い事が分かります。
表面張力というのは時に残酷です。
すべて#600のヤスリで削り落とします。
そこかしこにエッチングパーツが付いてるのはヒミツ。
第一煙突前のリノリウム床的モールドが施されていた部分ですが、ここは鉄甲板が正解のようです。
色は黒鉄色が近いとか。
空母の艦尾と同じ感じでしょうか。
エッチングパーツの取付け 開始編
まずは舷外電路の取付けです。
早霜では船首楼甲板のかけ上がり部分がストレートで、艦尾が段落ちしない一直線のため、D1,D2,D3を使用します。
あらかじめエッチングパーツはすべて足付け・洗浄を行った後、サビ防止の為にプライマー入サーフェイサーを薄めに吹き付けています。
接着する際、塗膜を剥がす手間はかかりますが、後々指紋がサビとして浮いてくるよりは良いです。
指紋をつけて良いのはスマホと静脈認証だけ、心に刻んでおきましょう。
主錨も組み立てて取付けておきます。
アンカーレセスの彫りが深いキットであれば、薄いエッチングパーツの錨は存在感がなくなるのですが、このキットは彫りが浅いため、丁度いい塩梅に収まってくれます。
艦橋は上回りがごっそり入れ替わります。
組立難度はかなり高く、床・壁・天井とバラバラにしてしまった方が楽だったかもしれません。(強度はかなり劣りますが)
舷灯は早霜の場合、張り出しの前に付くスタンダードなタイプです。
まれにとんでもない位置に付いてる艦もあるので、鮮明な写真が無いと扱いに困るパーツです。
片舷とはいえ、写真が残っているのは幸運です。
まだまだ組立は始まったばかりですが、今回はここまで。
皆様、良いお年をお迎え下さいませ。
では。