【N】50系1000番台をつくった

50系1000番台

どうもこんにちは。

またしても九州のネタです。ふそやんです。

50系1000番台はマイクロエースからそのものが製品化されており、近々再販予定?ということですが、挑戦状を頂いてしまったのでTOMIX製から作ってみました。

各機器に付いては「783系の発生品」、「エンジンを積んだらしい」ということだけで、正直完成させて記事を書いている時点でも詳しくは分かっていません。

なのであくまで真似される方は参考程度に、自己責任で。

またしても783系が届く

いつものように表面処理が終わらないと涙していた時、荷物が届きました。

中身は上画像にある783系の中間車と、TOMIX製の50系客車が2両。

「”筑豊の50系”をやれ」と言った内容の挑戦状が入っており、息抜きにと初めましたのが3月半ば。

資料全然ないし、完成まで100年くらいかかるな~と思いながら始めました。

機器配置の検証

まず、50系1000番台は床下に冷房機器を積んだのですが、その配置が良く分かりませんでした。

ああでもないこうでもない、とたどり着いたのが上の画像の配置です。

上側がオハ、下側がオハフで、記号はACがエアコン、FTKが燃料タンク、EGが発電機です。

あってるかどうかは分かりません。

ちなみに、TOMIX製の50系は2012年頃に新規金型になっているのですが、床下の機器配置にも変更があります。

オハフの新旧です。

旧製品にはTOMIXではおなじみだった台枠の細かいモールドがあります。

正直コレ邪魔です。

オハの新旧です。

こちらも機器が増えています。

一節にはSG対応の関係だ、とか見ましたが真偽はよく分かりません。

床下の加工

とりあえず邪魔になる機器をバッサバッサと切り取っていきます。

切り取った跡は穴が空きますが、見えなくなる部分なので今回はそのままにしています。

大体の位置に1.2mmのピンバイスで穴を開けて、3Dプリントした機器を差し込んでいきます。

スポっと。

すべて取り付け終わりました。

エアコンは造形の関係上、ハリボテです。

どうせ下からは見えないのでOK。

バランスはまあまあ、いいのではないでしょうか。

増援が届く

と作業している中、追加で増援が届きました。

頼もしい限りです。

とりあえず怒りに任せてバラバラにしてやりました。

車体の加工

エアコンが付く部分の窓が1箇所埋められているので、実車に習って埋め込みます。

オハフはトイレがある側の面、右から3番目の窓が埋められています。

オハは非常に分かりづらいのですが、方向幕を左側に置いた面の、右から3番目が埋められています。

両側面埋めたり、ランダムで埋められたわけでも無いので注意が必要です。

機器配置の関係上、埋められた場所は全車同じとなります。

撮影し忘れましたが、オハは方向幕がある側の妻面の窓が埋められていますので、そこも埋めます。

埋める場所の窓枠?を削り取っていきます。

適当な彫刻刀か何かでOKです。

その後、プラ板で埋め込み、パテで隙間を埋めていきます。

このへんで塗装を剥がしておきます。

IPAを40度程度に温めて5時間ほどで剥離しました。

塗装が剥がれたらベンチレーターを埋めておきます。

ベンチレーター跡には蓋がされているので、0.3mmプラペーパーで表現しておきました。

ベンチレーターは以下の通り、残り具合にバリエーションがあります。

  • 全撤去
  • 1箇所撤去(オハフ50-1280,1287?など)
  • 全部残存(オハフ50-1276など)

直方で保存されているオハフ50-1276は全部残っています。

詳しくは各々で調べて下さい。

塗装して完成

車体はクレオスのC81 あずき色(赤2号)C33 つや消しブラックを数滴入れたもので塗装。

屋根はC601 呉海軍工廠標準色C602 佐世保海軍工廠標準色でグラデーション塗装。

床下はC33 つや消しブラックC601 呉海軍工廠標準色でグラデーション塗装を行いました。

幌枠は車体と同色で塗られていたので赤2号で。

オハは貫通扉が車内色と同色なのでC44 タンで塗り分け。

電球をLEDへ打ち替え

旧製品の方は電球仕様で、えらくぼやっとしていたので

LEDに打ち替えました。

左が打ち替えたもの、右が元からLEDのロットです。

すっきりしました。

これにて完成です。

製作したパーツについて

今回製作したパーツもBOOTHにて販売予定です。

https://hoso-planet.booth.pm/

気になる方はどうぞ。

エアコンパーツについて

サイズはマイクロエース製の783系に付いているものに合わせています。

エアコンメーカーの差異なのか、今回作ったものはメッシュ部分が大きいタイプです。

何番に何製が付いていたのか全く分からなかったので、全てこのタイプです。

エアコン前の機器箱は1個だけあるタイプと、3個あるタイプの2種が見られたので両方製作しました。

ざっくり調べた結果、オハは1個タイプしか見られず、オハフは3個タイプが多く見られました。

車番が分かるものとしてはオハフ50-1276,1285は1個タイプ、オハフ50-1281は3個タイプということのみ。

出し渋ってる訳ではないのです。本当に情報がありません。ゆるして・・・。

発電機パーツについて

発電機パーツはオハとオハフで異なっている様子を再現してみました。

機器が左側に寄ってるのがオハ用、中央に寄ってるのがオハフ用です。

機器配置 参考用

参考程度に。

では。