あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今回も早霜の続きです。
煙突上部のくり抜き
キットそのままでは煙突のトップが”面”になってしまっており、格好がつかないのでくり抜いていきます。
適当にニードルでケガキを行った後、1.5mmのドリルで浅めに掘った所が上の画像です。
掘る前に何かしらの塗料で面を塗りつぶしておくと、どこをどれだけ掘っているのかが分かりやすいです。
今回は茶色のマッキーを使用しましたが、黒より見やすいからで、特に理由はありません。
リューターでそれらしく削り込んでいきます。
上部にはファンネルキャップのエッチングパーツが付くため、接着強度を考えて0.3mmくらいを目安に削り込みました。
つや消しブラックで塗装するので、凹んでいればそれらしく見えるかな、と思います。
削り込んだ後は、マッキーを除去しておきます。
マッキーは模型用塗料と相性が悪く、塗料の上に塗る分には良いのですが、塗料の下に塗ってあると時間が経つにつれて染み出してきます。(過去数敗)
船体外板の継ぎ目表現
駆逐艦に限らず、大抵の船舶は鉄の鋼板を継いでその形を成しています。
そのため”継ぎ目”が存在するのですが、このキットは省略されています。
と、言うよりは1/700で換算するとほぼ0に近い厚みになるので、表現されなかった、と言うのが正しいでしょうか。
最近のキットではゴリゴリにモールドされていますが、賛否あったりしますね。
今回は表現を追加することになりましたので、サーフェイサーを厚吹きする方法でやっていきます。
2mm幅のマスキングテープが切れていたので買いに走りましたが、どこもタミヤ製は品切れ状態。
仕方なく(失礼)倍近い価格の値札を掲げたSQUARE製ハイグレードマスキングテープを買ってきました。
裏面にはR/Cとありましたから、ラジコン製品のメーカーなのでしょうか。
ビニール製でコシがあり、粘着力と塗膜とのキレは凄まじいモノでしたが、厚みがあり馴染みが悪く、艦船模型には向いてないかなという印象。
何事も適材適所であります。
2mm幅のテープを2mm間隔で配置しています。
舷外電路やアンカーを付ける前に行ったほうが良いのですが、都合上、このタイミングでの施工となりました。
横からナナメから見て直線が出ているか、間隔に不揃いがないかを確認します。
もちろん、前から・後ろからも見て、左右でバラついていないかも要チェックです。
チェックしていると、このようにスペーサーとして配した細切れが残存していたりします。
そのまま塗料を塗ってしまうと謎の修理痕が出来上がるので、必ず良くチェックしましょう。(過去1敗)
硬めに調整したサーフェイサーエヴォ・ブラックを5回ほど塗り重ねました。
完全に囚人かウォーリーな見てくれです。
前端が少し吹き込んでグラデーションになってしまった以外は良い感じでしょうか。
気持ち薄いような気がしてなりませんが、こればかりは本塗装を行ってみないと分かりませんね。
艦底色くらいは吹いても良い気がしますが、焦りは失敗の元です。
12.7cm砲の組立て
キットには旧パーツとNEパーツが含まれておりますが、当然新しいNEパーツを使用します。
ただ、エッチングパーツは一回り大きい旧パーツに合わせた設計となっているため、NEパーツには一部を除いて使用できません。
上面に付くジャッキステーのB12と、側面から背後にぐるっと回るB13は、それぞれ3スパンほどカットして取り付ける必要があります。
B14は全く合わないのでどうしたものか、と悩んでいる所。
元々のモールドが良く、エッチングパーツのジャッキステーは結構ゴツいので、砲室周りのパーツは取付けなくても良いかもしれませんね。
その他、細々としたものを組み立てていますが、地味なのでスキップ。
と言うところで、今回はここまで。
では。