どうもこんにちは。
もう年末ですね。
昨年末は何をしていたのか、と振り返ってみたら、同じキットの姉妹艦を作っていました。
歴史は繰り返す。
船体の合わせ目消し

パテを打っては削ってサフを吹いて、パテを打っては削ってサフを吹いてを繰り返します。
上側の船体を見て分かる通り、艦首に大きなヒケがあります。
このヒケは樹脂成形品である都合上、絶対に発生するものなので、素直に埋めてあげましょう。
むしろ「この程度で済んだ!素晴らしい!」と褒めて伸ばすのもアリでしょう。
モールドがマシマシになった最近のキットでは処理が非常に難しい部位です。
メーカーの設計者も頭を抱えていることでしょう。
艦橋の修正

前回記した通り、岸波は後期型、藤波は中期型となります。
艦橋基部が前期・中期と後期では異なりますので、それなりに再現していきます。
まずは0.5mmのプラ板で前後に延長し、合わせ目を処理しておきます。
岸波はこれで良いのですが、藤波は電探室が内包されていないタイプとなり、かつ外付けとなっています。
それを再現するため、後端を前期型よろしく斜めに削り、角を落とし、プラ板で錬成した電探室をくっつけました。
電探室のサイズは「日本海軍小艦艇ビジュアルガイド・駆逐艦編」に記載の通りですが、幅はエッチングパーツに合うよう2mmに詰めています。
どうもファイブスターのエッチングパーツに収録されている艦橋上部(旗甲板)は、前期型の形状をしているようです。
キットのプラパーツも前期型の形状になっていますので、逃げ道はありません。
ハセガワの新キットではしっかりと作り分けられているようなので、夕雲型に限ってはハセガワ製品が安牌でしょう。
フルハルモデルが基本的に限定品で、供給がほぼ無に近いのが難点です。
ハセガワのWLシリーズにフジミの艦NEXTの艦底パーツを・・・コストが半端ないですね。
舷外電路の取り付け

満足するまでヤスリで磨いたので、舷外電路を設置しました。
藤波は藤永田造船所タイプ(下)、岸波は浦賀船渠タイプ(上)となっています。

艦首側は両者とも大きく変わりません。

艦尾側。
岸波の浦賀船渠タイプは凹状に一段落ちるのが特徴です。
藤波の藤永田造船所タイプは、後端に向かって緩やかに落ちていくのが特徴です。
と偉そうに語っていますが、すべてネットや雑誌の受け売りです。
百聞は一見にしかずと言いますから、写真があるならそれを見て作るのが一番です。
ところで、プロペラシャフトの艦内引き込み部、エディプレートがいい感じだとは思いませんか?
思いませんか。
船体の継ぎ目を再現する

いつも通りにマスキングしてサフを厚く吹きました。
2mm幅のマスキングテープを2mm間隔に貼って、サーフェイサーエヴォ・シルバーを5回ほど重ねました。
シルバーである意味は無いです。
夕雲型は甲型駆逐艦らしく継ぎ目の目立たない溶接になっているので、盛りすぎには注意したい所です。
細々した所

キットの艦首フェアリーダー?らしきモッコリはカッコ悪いので、削り落としてエッチングパーツに置き換えます。
設計が古いので、細部ではどうしても歴史を感じてしまいますね。
艦首ではないフェアリーダーもただの棒なので、ナノ・ドレッドなんかに置き換えると、なお良いかも知れません。

艦尾、爆雷関係が藤波・岸波では異なるようです。
中期型の藤波は後期型と異なり、爆雷投下軌条がなく、前期型と同じ爆雷投下台が設置されているようです。
何も考えず削ってしまったため、爆雷投下台のモールドは天に召されました。
ただのモッコリでカッコ悪かったので・・・と言い訳をして、後でなんとかしましょう。
滑り止めのモールドを傷めていなかったのが不幸中の幸いです。
ファイブスター製「前期型」のエッチングパーツセットには、爆雷投下台が含まれているようです。
さあ、どうしましょうか。
というところで、今回はここまで。
では。

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