頑駄無大将軍コレクション(11・完成編)

SD/BB戦士

どうもこんにちは。

最近姿勢サポーターを買って姿勢を正しているふそやんです。

今回でようやく、非常にお待たせしてしまった頑駄無大将軍コレクション、完結です。

ラメを散らしていく

今回、クライアントより、飛駆鳥大将軍・新世大将軍のウイングの一部、獅龍凰のアンテナの一部にラメを振りかけて欲しいとご希望頂いていました。

ラメというのはいわゆる金銀赤青にキラキラする粉ですが、基本的に樹脂側に練り込まれて活躍することが多いです。

というのも、ラメは非常に粒が大きく、大掛かりな塗装設備でないと基本的に塗装出来ないからです。

パール(マイカ/雲母)も同様にキラキラしますが、粒が小さいためホビー用の塗料として多く出回っています。

じゃあ一般的なホビー用エアツールでどうするのか、と言いますと、どうしようも出来ません。

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しかしながらその問題を解決してくれるのは、タミヤのポリカーボネート用スプレー PS-53 ラメフレークです。

その名の通りポリカーボネート用、その名の通りラメフレークです。

樹脂に練り込むタイプのラメよりは遥かに小さいものの、お手軽にラメを散らせる優れものです。

ただし注意点があり、それはポリカーボネート用塗料であること。

ポリカーボネート用塗料は、ラッカー系塗料の塗膜の上に吹き付けてもすぐに剥がれてしまいます。

そこで”つなぎ”として、プライマー界では有名な「ミッチャクロンマルチ」を使用します。

上に乗っているのはガイアマルチプライマーで、中身はミッチャクロンと同等のものと噂されています。

これをラッカー系塗料とポリカーボネート用塗料の間に吹き付けることで、ハンバーグで言うところのパン粉の役割をもたせるわけですね。

ちなみに品名には思いっきり(ミッチャクロン)と書いてあり、製造元が染めQテクノロジィなので、噂の域を出ていそうな気もします。

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テストピースにラッカー系→ミッチャクロンマルチ→ラメフレークと吹いてみて、セロハンテープでベッチャベッチャとしてみましたが見事剥がれませんでした。

どうしてもポリカ用カラーを使用したい方は、ミッチャクロンマルチを間に挟むと良いかも知れませんね。

御託はここまで。

さっさとラメフレークを散らしてみました。

濃い色だと分かりやすいのですが、薄い色だとやや分かりにくいですね。

近づくとこう。

ラメも分かりやすいですが、粗も分かりやすいですね。

やはり大掛かりな塗装設備ではないので小さめのラメではありますが、まあまあ、良いでしょう。

ここから全将軍の全パーツを光沢クリアでコートしまして、組み立てたら完成となります。

完成!

キットをお預かりして半年・・・までは行きませんでしたが、ようやくの完成です!

レーザー加工機を駆使したり、ポリカ用塗料を使用してみたりと、それなりに工夫してみたつもりです。

あの単色成型だった子たちがこんなにカラフルに・・・。

ちょっと愛着が湧いてしまいますね。

クライアントの元でもしっかりとやって欲しいです(?)

ギャラリーはこちらから。

頑駄無大将軍コレクション
使用したキット メーカー:バンダイ(赤)シリーズ:SDガンダム BB戦士キット名:頑駄無大将軍コレクション (全8種)発売年:1996年 所感 SDガンダムの大将軍のみをピックアップしたミニプラキット。 定価200円と安い割には随所に拘りが見られる面白いキット。ただしモールドが対称でなかったり、完成塗装図が参考にならなかったりと、安さゆえ?の欠点も。 本家SDガンダムシリーズでは恵まれていない大将...

では。