1/350 ドイツ潜水艦 Uボート VIIC(1) Revell/AFV Club

1/350 U-Boot Revell/AFV Club

どうもこんにちは。

今回からRevell製「Uボート TYPE VII C」と、AFV Club製「U-Boat Type VIIC」を作っていきます。

後者は一度作っており、ほぼ完全な再放送になります。

なので今回はAFV Club製品の基本的な部分は触れず、Revell製品を主体に書いていきますので、AFV Club製品メインで知りたい方は下記リンクからどうぞ。

キット内容(Revell 05093)

今回使用するRevell製キットは2種。

品番05093のナチュラルな「TYPE VII C」と、品番05154の「TYPE VII C/41年型」です。

41年型はLEVEL4ということで、結構な高難度として設定されていますね。

05093の内容はこのような感じで、パーツ点数はかなり少ない構成です。

ゴリゴリにヒケが多く見られ、バリもバリバリにあるので処理が大変かもしれません。

ヒケに関しては埋められる部分は埋めて、どうしようもない部分はパスすることにします。

艦首に付くはずのワイヤーカッターはすでにお疲れのご様子。

今回、エッチングパーツに置き換えるのでバキバキでも良いのですが、そうでない場合にはしっかりとチェックしておくと吉でしょう。

説明書とエデュアルドのエッチングパーツです。

アルファベットの羅列で何かしらを伝えられていますが、残念ながら解読不能です。

ドイツ製なので、おそらくエニグマを通して書かれていると思います。

キット内容(Revell 05154)

05154の内容がこちら。

大型化した司令塔と、大きく変わった甲板が特徴的です。

こちらはプロペラシャフトが御臨終でした。

ブラケットの頂点部は思いっきりヒケていますが、ここには横舵が付くので埋める必要はありません。

そうとは知らず埋めましたが、それはそれで良いでしょう。

その他、左上に見えている12番のパーツも側面に大きなヒケがあるのですが、こちらは埋めないと目立ってしまうので処理したいところです。

説明書

画像はクリックorタップで拡大出来ます。
キット購入の参考にどうぞ。

「まずは説明書を読め」という1コマ目の圧力と、「1cm未満のパーツは塗装後に切り出すと良い」という忘れがちなポイントが書かれており、初心者も安心でしょう。

もっとも、失敗するタイプのモデラーはこれを見ません。

個人的には2ページ目の注意書き、特にWaterではなくH₂Oと書かれている点が面白いと感じました。

人類の敵であるヤーポン法と華氏が書かれているのもポイント高いです。

20カ国語以上に翻訳されているのに、英語が無いのも最高にイカしていますね。

色の指定はかなりざっくりしている物で、「つや消しグレー」「シルバーメタリック」など、ほぼ指定されていないに近いものがあります。

1滴しか使わないような特色カラーが山のように売られている日本では、かなりのカルチャーショックなのではないでしょうか。

キット内容(AFV Club)

こちらは以前製作したものと変わりなく、全く同じものです。

シャープで梨地状に仕上げられた美しい表面、史上最悪とも言える外殻の上下分割もそのままです。

説明書

画像はクリックorタップで拡大出来ます。

部品請求欄の「We will deal with that A.S.A.P.」が頼もしいですね。

ただし、白抜き部分には「For Taiwanese use only!」と書いてありました。

よく分かりませんので、アイ・アム・ジャパニーズ!アイ・ライク、スシー!と威嚇しておきましょう。

色の指定はクレオス製に対応した物で、特色大好きな日本人にも安心です。

エッチングパーツが付属していますが、使わずとも製作できる仕様です。

製作開始

まずはAFV Club製の外殻を張り合わせます。

内殻の構造までそれなりに再現されていますが、スレた心ではただの無駄だと感じてしまいます。

内殻は完全に見納めになるのでさよならをした後、外殻上部を張り合わせてパテを練り込みます。

貼り合わせが終わった両者です。

Revell製はかなり細かくリベットの表現が入っていますが、外板がややベコベコ。

AFV Club製はスッキリとした梨地ですが、あっさり薄味でしょうか。

それなりに組み立てが終わり、AFV Club製はサーフェイサーエヴォ ブラックを塗っています。

それぞれ細かい部分の味付けが違っていますが、やはりAFV Club製は繊細でスラッとした印象、Revell製はマッシブな印象を受けます。

お好みで選択すれば良いと思いますが、フルハルモデルで組むなら圧倒的にRevell製をオススメしたいですね。

合わせ目処理編

またしてもAFV Club製です。

サイドのバラストタンクの合わせ目がなかなか消えません。

パテを打っては削り、打っては削りを5回ほど繰り返しています。

合わせ目の直下には細い凸モールドが走っているので、大雑把には削れません。

細く切った紙やすりを爪楊枝に貼り付けて、慎重にチマチマ削っていきます。

せめて合わせ目を下のラインに合わせてくれていたら・・・と願わずにはいられません。

Revell製の合わせ目は下面に出るだけです。

スケールや艦型が同じなので、AFV Club製の台座にRevell製の艦を設置することも出来ます。

逆は固定用の突起の都合で出来ませんが、突起を切ってしまえばその限りではないでしょう。

Revell 甲板の切り継ぎ

今回、Revell製のキットを2種使用するのですが、製作するのは1艦のみ。

VIIC/41型のキット(下)には、司令塔の前に大きな溝があるのですが、これはシュノーケルを格納するための溝だそうです。

司令塔にはシュノーケルを支える突起があり、それらシュノーケル付帯設備一式を通常のVIIC型に移植する事が、今回Revell製キットに与えられた使命となります。

早い話がニコイチでキット化されていない形態を作る、ということです。

←VIIC/41型(以降 41型) / VIIC型(以降 原型)→

41型は司令塔が大型化されているため、原型の小型タイプを取り付けるにはいささか不都合があります。

なので甲板の切り継ぎを行うのですが、丁度よいところに目印となる手すりの取り付け穴があります。(矢印の部分)

ここで分割、前後をすり替えて原型のシュノーケル搭載型として製作します。

ということで、すり替えてくっつけました。

違和感なく切り継げたでしょうか。

補強として、上下から1mm厚のプラ板を当てています。

にょきっとそそり立っているのは持ち手棒代わりのモノ。

塗装後に折り取ります。

VIIC/41
VIIC原型

41型と原型ではシュノーケルの格納溝の他、甲板のモールドが異なっていることが分かります。

詳しくないため不明ですが、木甲板かグレーチングかの違いかな?と想像しています。

共にサフを吹いて今回は完了。

次回はエッチングパーツの取り付けからでしょうか。

では。

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