ファインモールド製1/350 敷波 をラジコン仕様で製作してみました。
小ささゆえか、駆逐艦のRCモデルを製作している方はあまり居ないのではないでしょうか?
今回は飛行機のRCメカを使用して製作してみましたので軽くご紹介します。
組立て詳細
使用キット
・ファインモールド製 1/350 帝国海軍 駆逐艦 敷波 【限定生産】
【Amazon】2011年に限定生産されたキットです。
たまたま中古店で見かけた未開封品をプレミア価格で購入し、せっかくだからとラジコンにしました。
製作にあたっては
- スタイルを崩さないこと(ディスプレイモデルとしても違和感のないこと)
- 主砲・魚雷発射管は旋回できること
を特に意識しました。
内部メカについて
内部メカの選定には以下のことを重視し選定しました。
- とにかく軽いこと
- 船体重量65gにして排水量が71gしかなく、あまり重いと沈んでしまう
- 高さ8mm以内に収まること
- 幅27mmに収まるほど小さいこと
- 入らなければ元も子もない
- 周波数が2.4GHzであること
- 2.4GHzであれば陸用と空用でバンドが別れておらず、ルールや法に抵触しないため
- 通信距離が長く、漂流してしまわないよう
- 大量生産されており、バッテリーなど交換部品が容易に入手できること
- 安いこと(重要)
結果的にWeekender製の零戦を解体して使用しました。
【Amazon】一度も飛ばずに解体された零戦くん…許せ…。
飛行機用だけあって基盤の重量が3g、バッテリーの重量が5gと相当軽く、基盤の幅も27mm+αと狙ったようにスッポリハマりました。
走行装置について
後方は重量物のモーターがあるので、これまた重量物のバッテリーは艦首の一番前に装備する形になっています。
そのままでは最高1万回転などという船としてはおかしい回転数になってしまうので、モーターまでの配線には抵抗を挟み、電圧を制限することで低回転にしています。
ギアをかませることで軽量化と低回転化も考えましたが、コアレスモーターを使用しているためトルクがなく、直にスクリューシャフトを回すことにしています。
ちなみにモーターシャフトとスクリューシャフトをつないでいるちくわ ゴムのジョイントは自転車の虫ゴムだったりします。
劣化したら100均で買えるのでお財布に大変優しいです。
スクリューシャフトには1φのステンレス棒を使用しています。
サビや汚れにも強く、なおかつ強度も高いので高回転で回しっぱなしでも心配ないでしょう。
スクリューはキットのプラパーツを使用しています。
かなりの推進力があるので駆逐艦らしい走行をすることができます。
舵もキットのパーツを使用しています。
定石通りに大型化しても良いのですが、ディスプレイする際の見た目を重視してキットそのままです。
やはり舵が小さいので旋回半径は1m程度必要になります。