タミヤ 1/35 西ドイツ・レオパルド戦車(2)

1/35 西ドイツ・レオパルド戦車

どうもこんにちは。

タミヤ・レオパルド2回目です。

設計がとてつもなく良いのか、サクサクと進んで行きます。

とても50年近く前のキットとは思えません。

合わせ目の処理

ボデイ前面下部パネル、ツールボックス、赤外線投射器は合わせ目の処理が必要なので、パテで埋めていきます。

パテは「盛る」と表現される事が多く、ほそプラネットでもその様に表現していましたが、「塗り込む」ようにすると気泡だったりスジだったりが埋まりやすいですね。

塗り込む際にはシリコン製の筆がオススメです。

画材屋で売っている他、100円ショップでも化粧品として売られていますので、しつこい合わせ目にお悩みの方はぜひ。

モリモリ削った後がこう。

ヒケ部分を残してパテは全部落ちちゃいましたが、これでヨシ。

充分に合わせ目が消えている証拠であります。

実物を見ると、後方側部のダクト部分には合わせ目が無いように見えたので、ここも埋めておきます。

空気の通り道故、隙間があると意味ないですから、当然と言えば当然でしょうか。

一部車両やA2では溶接痕が残る車も見られましたので、無視しても良いかも知れません。

ゴミや切削粉が入らないよう、ファン周りはマスキングテープで目張りすると吉です。

ツールボックスの向きを正す

前回、あれほど確認しながら組み立てたツールボックスですが、なんと向きを間違えていました。

正しくは鍵となる方が砲塔側に向くようで、説明書もその様になっています。

これでは利便性が著しく低下してしまうので、直していきましょう。

ということで蓋を切り取って反転させました。

これでキューポラから手を伸ばせば、ボックス内にアクセス出来る・・・かも知れません。

ちょっと遠いでしょうか。

ペリスコープの整形

成形の制約上、仕方がないのですが、ペリスコープの形状がバラバラなのである程度整えていきます。

手前の1つが荒削り後、奥が原型です。

タミヤのプラスチックは柔らかい方ですので、慎重にナイフで削いで形を整えていきます。

ボディ側のものも整形。

原型がこれですから、まあまあ良くなったかなと思います。

ただ、実物はもっと薄く、かつ貫通している様にも見えます。

原型車がどうなったのか、定かではありません。

ツールケースの作り直し

金型が盛大にズレていたツールケースを3Dプリントしました。

ほぼ真円といって差し支えはない出来です。

設計3分、印刷3時間。

ピントが行方不明でボヤッとしていますが、確かにそこに存在はしますので安心して下さい。

組み立ての完了

各種整形が終わり、組み立て完了となりました。

これから洗車して塗装に入ります。

ガントラベルロックは可動式です。

焼き止めを失敗すると固定式になるので、少しばかり気を使いました。

おまけ程度なのでしょう、しっかりロックすることは出来ません。

まあ輸送時の状態で展示することは無いでしょうから、不都合は無いですね。

砲塔側面に付く手すりは、このキットの少ない残念なところでしょう。

3つとも同じ形状で同じ部品なのですが、見ての通り三次曲面の上に付くので、無理矢理に曲面に合わせる必要があります。

また、非常に脆いので、油断するとポッキリといきます。

脚も寸足らずだったりするので、いっそのこと真鍮線に置き換えると良いかと思います。

ちなみに、キットでは中央に三角の支えがある三点支持のタイプとなっています。

中央の支えがない車もあるようですので、切り取ってしまうのもアリでしょう。

箱絵や説明書のものは支えのないタイプで描かれています。

実車を見ると、支えのないタイプはえらくひん曲がっているので、対策として後から追加されたのかも知れません。

他、個体差としては履帯の向きがあります。

箱絵やキットの指示では、正面から見て♥型となるように組むようにあります。

Wikipediaより引用
Wikipediaより引用

しかしながら、上の写真のように履帯が逆向きの車も存在するようです。

保存されている試作車もこの向きのようです。

キットの指示では、最後の最後でひっくり返ってたりします。

結局のところ、どっちでも良いのかも知れません。

今回は順当に、箱絵と同じ方向に巻く予定です。

クライアントのリクエストがあれば反転するかも知れません。

というところで、今回はここまで。

次回、完成!となりたいです。

では。