どうもこんにちは。
最後の最後でいつもやらかしてしまう、ふそやんです。
やらかさずにはいられない体質なんです。
そんな謎ムーブをかましながら、ダイヤちゃん完成編です。
スカートの組立・デカール編
このキットの一番の難所であろう、スカートを組み立てていきます。
作業工程としては
- 下地処理
- 塗装
- デカール貼り
- デカール保護
- 接合部処理
- 塗装
- デカール貼り
- デカール保護
となり、非常に難解です。
このキットの製作難易度が高いとされている理由です。
前回、上着を塗装すると同時にスカートも塗装しておきました。
まずはデカールを貼る位置を大まかに確認するため、デカールをコピー用紙にコピーして切り出し、貼り付けて位置を確認します。
圧倒的存在感の分割線は今のところ放置でかまいません。
CREA MODE様公式ブログからダウンロード出来る「デカール貼り付け-注意点まとめ」を見ながら確認していきます。
なるほどねぇ~ここがこうなってねぇ~~などと言いながら確認するととても良いでしょう。
確認が終わったならば、お次は粗の処理です。
合わせ目には当然ながら接着剤を盛るので、塗装を剥いで下地であるレジン表面をむき出しにしておきます。
塗装を剥がずに接着剤を盛ると、塗料と塗料がくっつくだけで、肝心要のレジンがくっつきません。
後々後悔しないためにも、接着部の塗料は剥いでおきましょう。
粗隠しの塗装が終わりましたら、スカートの表・裏共にデカールを貼っていきます。
接合部付近は接着・処理後に貼りますので、前半分だけ貼っていきます。
デカールはやや厚めでコシがあり、なかなか凹凸に張り付いてくれません。
マークソフターは必須級アイテムです。
また、余白が無限にある(プレカットされていない?)ので、図形に沿ってカットしてから貼りましょう。
貼り終わったら完全に乾燥させ、必ず光沢クリアで保護します。
じゃないとあなた地獄に落ちるわよ(強キャラ占い師)
剥がれてきてしまったら一巻の終わりなので、とにかく保護しておくが吉です。
組み立てるとこんな感じ。
前端部が重なり合うため、先に貼っておく必要があったんですね。
どうせ見えなくなる部分でもあるので、いっその事貼らないというのもアリでしょう。
表側は見えてしまうので、貼らない手は無いですが。
スカートの組立・再塗装編
またしても撮影し忘れが発生し、下地処理後となりました。
接合部の塗装を剥離後、プラリペアを盛って接着&合わせ目消しを行い、ミッチャクロンを塗装後にサフを吹いております。
この時気をつけるのが、絶対にデカールに塗料を飛ばさないこと。
すべてが水の泡になってしまいます。
背景が汚くてアレですが、マスキングテープをデカールから離れた位置に貼っておき、デッドラインを引いておくと良いでしょう。
ちなみに塗装時は「ジークフリート線」と呼んでおりました。
そして裾部分にあたる濃いグリーンを塗装。
グラデーションをかけつつ、淡いグリーンとハイライトカラーを乗せていきます。
境界線にはデカールが乗りますので、そこそこクッキリ色が変わっていても問題ないでしょう。
スカートの組立・細部塗装編
デカールを貼り終えたのがコチラになります。
後々の作業を考えて光沢クリアでガチガチに保護しています。
ダイヤちゃんのスカートには濃淡・大小様々な白い斑点模様があります。
正直、このキットを受け取った時点で一番悩んでいた部分で、アプリでダイヤちゃんを所有していないため詳細が分からず、どうしたものかなぁ~~と悩み続けて3ヶ月。
黙っててもバレへんかなと、シラを切りたがっている自分も中にはいましたが、意を決してクライアント様に相談。
するとダイヤちゃんの全周を写したスクリーンショットを頂き、いっちょやるか!となりまして。
タミヤエナメルのホワイトをちょんちょんと乗せていきます。
ちょっとでも「違うわね・・・」と感じたらエナメルうすめ液で拭き取ります。
この拭き取り作業のことを考えて、光沢クリアで固めた訳ですね。(ツヤ消しだとザラザラしているのでキレイに拭き取れない)
薄い部分はシャバシャバに溶いてからちょん乗せ、濃い部分はほぼ瓶生です。
裾のモールドにホワイトでスミ入れをして、トップコートを吹けばスカートの完成です。
コルセット・お顔編
デカール第二弾、コルセットと瞳デカールです。
デカールを貼る面は光沢クリアでテッカテカにしておくと良いでしょう。
いわゆるシルバリングの防止の他にも、体感ですがデカールが動きやすくなるという利点もあります。
デカールはスレスレで切り出し、大体このくらい。
4つある模様部分は、このまま貼ると浮いてしまうのでカット必須です。
貼り付けた画像は・・・ないです。(ポンコツ)
お顔の方は髪にセットして眉毛を描きまして。
デカールを貼ります。
貼った後は当然、光沢クリアで保護しました。
目の部分だけツヤを残したいので、マスキングゾルでマスキング。
この後、3/4ツヤ消しクリアを吹くのですが・・・。
マスキングゾルに下地ごと右目を持っていかれました。
なんで・・・どうして・・・となりましたが、下地処理が上手く出来ていなかったのでしょう。
ヤスリで整え、プライマー→サフ→肌色→光沢クリア塗装をし、再度デカールを貼りました。
アイデカールは2組あったので最悪の事態は避けられました。
細部塗装編
服の裏地を塗装していきます。
袖の裾と上着の裾をマスキングし、調色したややオレンジっぽいイエローを吹き付けまして。
おもてたんと色が違う!となり。
結局シタデルカラーのリトリビューターアーマーを筆塗り。
服の裏地は薄オレンジを残しています。
ダイヤちゃんの耳飾りです。
ゲーム内の塗り分け通りに塗っていきます。
切ったミカンみたいなマークは「忘れてはいけない重要なポイント」らしく、筆でちょんちょんと再現しておきました。
モールドが無いので感覚で。
首飾りもそれっぽく。
メインのブラウンはソックスやコルセットと同じ色、スカーフ?の先端はC522 土地色という一段暗い色を塗っています。
これまためちゃくちゃ悩んだ一番下段のクッキーみたいな色。
FA-G轟雷のアーマーとコルセットのブラウンを混ぜて作りました。
刺繍がかなり省略されているので、ざっくりとにはなりますが筆で描いておきました。
こちらも前端部に切ったミカンのような模様があるので、描いておきます。
胸元のブローチ的なアクセサリー。
中央のダイヤ部分、これまた何色が良いのか、どういった塗り分けなのか絶妙にわからなかったので、シルバーで塗装後に一段暗い色で影を書き込み。
絵心が無い割にそれっぽくなったのではないでしょうか、と自画自賛。
右足の靴裏にシルバーで塗装した蹄鉄を。
オマケです。
最終組み立て・やらかし編
金属っぽい物には光沢、その他には3/4ツヤ消しクリアを吹付けまして組み立て編です。
こう見ると、パーツは多いようで少ないですね。
まずは下半身から組み立てていきます。
ゴム系接着剤を多めに塗布しながら組付け。
軸足には台座下から膝上までφ2mmの真鍮線を通し、かつ膝下部分からへそ横くらいまでもう一本同じ真鍮線を通しています。
割りとガチガチに強化しましたが、果たして。
台座と足裏の接続はφ2mmの真鍮線×3で、角度を変えて差し込み抜けにくく(抜けない)ようにしています。
ついでに先端をカギ状に曲げて、接着面積を稼いでいます。
そしてスカートを組み立てていると・・・。
パキッ
と、【今アツい!】【2023】世界一聞きたくない音【令和最新版】【COOL】が・・・。
接着が甘かったのか、塗料を剥ぎきれてなかったのか。
合わせ目が割れてしまいました。
幸いにもしっぽ穴より上で割れは止まっており、「予備のないデカールを割る」という最悪の事態は回避出来ました。
裏側から修正します。
瞬間接着剤をたっぷり塗布し、その上からマスキングテープを貼ることで「つなぎ」の役目をさせます。
ハンバーグでいうところのパン粉、FRPでいうところのガラスマットです。
ここは見えなくなる部分ですので、もうコレでもかと強化しておいて損は無いでしょう。
悲劇の処理が終わったのでスカートを履かせます。
スカートと本体は(ほぼ)この角穴だけで繋がっており、ここにスカート全体の負荷がかかります。
先程の悲劇はここに変な力を加えてしまったために割れたのですね。
スカートの角ダボと、おしりの角穴をあわせたら、予め開けておいた軸打ち穴にアルミ線を打っていきます。
「おいおい、こんな目立ちそうな場所に穴開けて大丈夫か?」と思われるかも知れません。
上半身を合わせるとこう、リボンで隠れてくれるんですね。
単なる偶然か、はたまた設計力が凄まじいのか。
頭部もセコセコと組み立てまして。
細かいところですが、後頭部のリボンの中央は金色です。
最後に全体を組み合わせて完成となります。