フジミ 1/700 航空戦艦 伊勢を作る(1)

1/700 航空戦艦 伊勢(フジミ・完)

どうもこんにちは。

塗装ブースの吸いが悪くなったので、全バラ分解整備したふそやんです。

吸引力が戻ってきて塗装がやりやすくなりました。

暖かくもなってきたのでガンガン塗装してやります。

ということで、今回から航空戦艦は伊勢号を製作していきます。

フジミの伊勢について少し

フジミの伊勢型は2010年10月に「航空戦艦 伊勢」が発売され、以後エッチングパーツ付きセットや、フルハルモデル、特EASYなどがラインナップされてきました。

実はこの製品、姉妹艦「日向」との差異がちゃんと再現されているとは言えず、クロスツリーと呼ばれる後部マストのみ違う仕様となっています。

実艦はクロスツリーのほか、艦橋の一部や砲塔の天蓋が「伊勢」・「日向」で異なっています。(噂だけですが航空甲板の形状も違うとか)

キットでは艦橋は日向、砲塔は伊勢となっています。

2017年には航空戦艦に改装される前の姿である「戦艦 伊勢」が発売され、姉妹艦「日向」との差異が的確に再現されるなど、伊勢型マニアには嬉しい内容でした。

砲塔の違い・艦橋の違いが気になる場合は戦艦版とニコイチすると良いかも知れません。

その後、「21号(仮)電探を搭載した伊勢」「5番砲塔が吹き飛んだ日向」などが発売され、えらく話題になりました。

謎に1/72 瑞雲とセットになった製品もありました。

直後に1/72 瑞雲がリニューアルされて何とも言えない気持ちになったのはヒミツです。

製作に使用するパーツ

今回、ご依頼者様からお預かりしたパーツは以下の通りとなります。

【フジミ】

  • 日本海軍航空戦艦 伊勢 専用エッチングパーツ (No.31)

【ファインモールド】

【レインボーモデル】

【ヤマシタホビー】

【海魂】

余談1:純正エッチングパーツについて

品薄どころかほぼ無になってしまったエッチングパーツです。

2023年5月にフルハルモデルと抱合せですが再生産されるようです。

今後、単体で再生産される未来が見えませんので、入手するなら予約しておくと良いかも知れません。

ちなみに「航空戦艦 日向」は専用のエッチングパーツが発売されていません。

なので「エッチングパーツ付き航空戦艦 日向」は恐らく出ないでしょう。

余談2:艦載機について

艦載機は瑞雲一一型と彗星三三型(空冷エンジン搭載型)が2機ずつ付属します。

計画上では彗星は二二型(液冷エンジン搭載型)が載る予定でしたが・・・。

頭が大きいので三三型です。

なぜこうなったかはよく分かりません。

艦載機だけのセットから彗星のみ抜き出すのもアリでしょう。

瑞雲を増備したい場合はこちらを。

彗星三三型が余ってしまう上に、そもそも現在では入手困難ですが・・・。

余談でした。

組立開始

早速スタートです。

まずは船体と艦底の合わせから。

赤い艦底パーツが眩しいですが、フジミ製品にこのパーツがつくのはちょっとめずらしいかも知れません。

今までは落とし込みタイプと言いましょうか、艦底色部分が欲しければプラ板を追加で貼り付けるしか無かったのですが。

合いは上々で、気持ち艦底部分が長いかな?(短いよりは全然良いです)

フェアリーダーも大小共によく掘られています。

先端が垂直に降りているのが旧型艦らしいですね。

なお、箱絵にある舷外電路はモールドされていません。

記憶が正しければ、航空戦艦に改装されたと同時に艦内に付け直されたはずです。(もしくは撤去)

末期まで残った利根・青葉は撤去、空母 大鳳は艦内に取り付けと、艦によりけりです。

艦底にナットを固定しつつ、反らないようクランプで固定して接着。

ナットの固定にはタミヤのエポキシパテを使用しています。

このまま接着剤が乾くまで、しばし乾燥ブースで寝かせます。

というところで、今回はここまで。

では。

【今回のキット】

Bitly