1/700 ハセガワ 重巡洋艦 妙高を作る(1)

1/700 重巡洋艦 妙高(ハセガワ・完)

どうもこんにちは。

来週の更新はおサボりするふそやんです。

都合により、11月8日-17日の間はお問い合わせにも対応出来ませんのでご了承下さい。

と、関係の無いことを綴ったところで、

今回からハセガワ製 1/700 重巡洋艦 妙高を製作していきます。

製品に恵まれない妙高型ですが、スーパーディテールの名を冠した製品なのでどこまでいけるか、果たして。

1/700スケールの重巡”妙高”

今回製作するのはハセガワ製’スーパーディテール’の妙高です。

スーパーディテールとは、ウォーターラインシリーズのキットに限定のエッチングパーツを付属させたものです。

キット本体は2000年に起こされた、まあまあ歴史のある物です。

現在のハイディテールなキットを見慣れてしまうと少し見劣りしてしまうかもしれません。

妙高はフジミからも発売されている艦ですが、どちらとも決定版とはいい難い製品です。

フジミ製は過去に2艦(妙高・羽黒)製作したことがあります。

両艦共に旅立ったので手元にはありません。

フジミ製妙高型には有名なエラーがあり、錨甲板にリノリウム押さえのモールドが掘られてしまっています。

アンカーチェーンのモールドを削り取るついでに削ればいいだけなので、致命的というほどでもないですが、チェーンを置き換えない場合は少々面倒です。

ハセガワに話を戻しまして・・・。

上下逆になってますが、スーパーディテールのみに付属するエッチングパーツです。

クレーンは2種、姉妹艦の違いにも対応しています。

材質は洋白でしょうか。

真鍮より硬いのでナイフの寿命が短くなります・・・。

手すりには”接着しろ”が付いている、ハセガワではよくあるタイプになっています。

このタイプは接着強度が上がる分、見た目が犠牲になってしまいますので、汎用品があればそちらを使用したい所。

製作に使用するパーツ

今回、ご依頼者様からお預かりしたパーツは以下の通りとなります。

【ハセガワ】

【ピットロード】

【ファインモールド】

【アドラーズネスト】

【レインボーモデル】

【龍興模型】

【ヤマシタホビー】

【海魂】

龍興模型L70075について

今回、メインで使用していくエッチングパーツがこちらになります。

龍興模型、とのことですが、聞いたことのないメーカーです。

一般的に裏表に貼られている事が多いフィルムは省略されており、パーツ表面が酸化しているように見えます。

裏側には主砲にしようするパーツが付いております。

写真だと見にくいですが、右下部分に指紋がベッタリ。

いつもより磨く必要がありそうですね。

説明書は紙1枚、簡易的なものです。

簡易すぎてほとんどのパーツが省略されています。

大体分かるとはいえ、超級者向けでしょうか。

妙高型全てに対応している・・・っぽく書かれていますが、艦尾クレーンの形状が那智・足柄タイプのモノのみとなっています。

スーパーディテールに付属のエッチングパーツには妙高・羽黒タイプのクレーンも収録されています。

しかしながらディテールは甘めですので、気になる方は別途社外製品をご用意することをオススメします。

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ナット・バラストを固定する

次にウォーターラインシリーズおなじみのバラストを固定していきます。

しかしながら固定先の艦底パーツに掘られている、バラスト固定用のモールドと長さがあっていません。

モールドを切り飛ばしてゴム系接着剤で接着。

乾燥までクランプで押さえ込みます。

ナットも同様にゴム系接着剤で固定し、回転してしまうのを防ぐためにプラ板で廻り止めを施しておきます。

船体を張り合わせていく

次に船体・艦底を接着していきます。

一時期、ハセガワは船首のヒケ(成形不良)を嫌ったのか、船首を互い違いに設計していました。

後に出る古鷹型も同様の構造になっています。

正直、合わせ目消しが大変でかつ、やすっていく内に左右で形状が異なってしまう原因にもなるので、この構成は好きではないです。

側面と艦底が固定されたので、ナット回りをエポキシパテで補強しておきました。

今後、ここにアクセス出来ませんのでなるべく強固に固定することをオススメします。

最後に合わせ目にパテを塗り込んで、乾燥待ちとなります。

使用しているのはフィニッシャーズのラッカーパテです。

きめ細かく、緑色なのでヤスリ掛けの際に便利です。

というところで、今回はここまで。

では。

【今回のキットの通常版】

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