1/144 零戦二一型・三二型つくる(1)

1/144 零式艦上戦闘機(SWEET)

どうもこんにちは。

陸海空を同時に攻めているふそやんです。

今回は”空”に当たる零戦を作っていきます。

キットのメーカーは二式水戦と同じSWEETです。

零戦二一型

零式艦上戦闘機二一型は最もポピュラーな零戦です。

一般的に”零戦”といえばこの機体か、五二型ではないでしょうか。

約3500機製造され、末期には爆弾搭載型(爆戦)としても使用された機体です。

キット内容

まずは二一型から。

使用するキットは【零戦21型 空母戦闘機隊の飛行甲板セット】です。

側面に書かれている通り、中には零戦二一型×2機と空母の昇降機を模した展示台がついています。

相変わらずデフォルメキットなのかと思わせてくれる可愛い箱絵ですね。

とりあえず機体だけ組み立てていきます。

1機分のパーツ類

パーツ点数としては相当少なめですね

本気でかかれば一日で完成させられそうです。

翼端の折りたたみ可能部は別パーツになっており、跳ね上げて格納状態にすることも可能です。

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再現可能な機体一覧です。

空母戦闘機隊というだけあり、各航空戦隊のマーキングが収録されています。

日の丸は収録されているので、別売りの日の丸デカールは不要です

”加賀”機が報国号なのが面白いですね。

報国号とは企業や国民が海軍に献金し、納入された機体のことです。
多額を出資した企業名等が報国-XXXの下に描かれています。
陸軍で同様のものに”愛国号”があります。
現代で言うところのスポンサーステッカーみたいなものです。

組み立て開始

まずは透け防止としてつや消しブラックを内部に筆塗りします。

マッキーなんかのマジックでも良いかもしれませんが、少し細かい部分もあるので筆塗り安定です。

コクピット部分にはMr.カラーC126番 コクピット色(三菱系)を塗っています。

二時間程度で組み上がりました。

翼内機銃の穴が埋まっているので、後ほど0.5mmのピンバイスで開口しています。

以降は三二型と同時に進めていきます。

零戦三二型

零式艦上戦闘機三二型は、二一型をまるっと改修した機体です。

二一型に比べて翼端が切り落とされ、角ばっているのが大きな特徴です。

賛否はありますが、ふそやんが一番好きな機体です。

実機は九州の大刀洗平和記念館に保存されています。

好きすぎて3回訪問したことは内緒です。

大刀洗平和記念館にて
キット内容

使用するキットは【零戦32型 ソロモン航空戦】です。

右側の箱絵には空母”瑞鶴”とその搭載機が描かれています。

三二型は主に陸上基地で運用されていたのでこのチョイスは嬉しいものです。

JRA(日本中央競馬会)のCMで瑞鶴から発艦するシーンが使用されていますね。

via 近代競馬150周年テレビCM~「次の夢へ」~
1機分の内容

機体もエンジンも違う、ということで二一型との共通パーツはキャノピーのみとなっています。

アンテナと増槽が各2種類入っていて好きな方を選べます。

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再現可能な機体一覧です。

左上に瑞鶴搭載機があります。

右側の迷彩はかなり手塗り感があり、再現するとなるとホネが折れそうです。

ちょっと曲がってますがデカールです。

バラ数字がありますのでお好きな番号を選べます。

組み立て開始

こちらも透け防止につや消しブラックとコクピット色(三菱系)を筆塗り。

サクサクっと組み立てました。

何も言うことがないくらい素直なキットです。

タイヤは下辺を少し削って自重で沈み込んでる風にしてみました。(二一型も同様)

他にはピトー管を0.4mm+0.2mm真鍮線で表現しています。

ちょっと比較してみた

二一型 / 三二型

並べると三二型の角張り感が良くわかりますね。

エンジンの変更に伴ってエンジンカウルも変更されていることがわかります。

二一型で下側にあった空気取入口が、三二型では上へ移動。

エンジンの出力アップに伴ってプロペラが延長されている点もちゃんと再現されています。

さらにスピナーコーンにも違いが。

二一型では丸く短く、三二型では細く長くなっています。

これは三菱製・中島製の違いとされています。

・三菱製…丸く短い
・中島製…細く長い

三二型は三菱でのみ製造のハズじゃ…と思い、写真を漁って見たところヤハリ短いタイプが多く見られました。

よって三二型を忠実に再現したい場合は、スピナーを削って丸めてやればいい感じになりそうです。

実機では各部品をトレードなど日常茶飯事だったので、中には中島系スピナーを付けている機体もあるでしょう。

塗装

キャノピーをマスキングして塗装しました。

塗料は下記のものを使用しました。

・カウリング…C125番 カウリング色
・機体外部色…C35番 明灰白色(三菱系)
・機体内部色…C57番 青竹色

今回は2機とも三菱製としました。

中島製とする場合はカウリングには黒を、機体外部色にはC56番 明灰緑色(中島系)が適当でしょう。

今回はここまで

SWEET製キットは二回目ですが、相変わらずの素直なキットで好印象です。

いっぱい並べてもスペースはほとんど取らないのも良い点です。

では。

【今回使用したキット】

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