どうもこんにちは。
長らく続けてきましたピットロードの「早霜」も、今回で完成となります。
完成記事は続けて投稿する予定ですので、そちらもどうぞ御覧ください。
脇道に逸れるの巻

おもむろに伸ばしランナーを作り、適当な長さに切ってみました。
オーダーはなかったのですが、どうしても欲しくなってしまったので「小さな親切・大きなお世話」を発動します。

ある程度の数にまとめて、張り線用のラインで結んでいきます。
このラインは0.048mmしかないので固結びですら超難度でした。

8mm長が1セット、4mm程度が2セットを作りまして、C44 タンで塗装。
追加オーダーのあった救命浮標もついでに塗装しています。
取り付けは次項にて。
グライプバンドの取り付け

内火艇とカッターボートにグライプバンドを巻き付けていきます。
レシートを0.4mmほどの短冊状に切り、ダビッドの上端に接着。
ボート中腹あたりでクロスするように調整しています。
接着剤が硬化した後に適度にカットして、ダビッド近くの手すりに滑り込ませます。
先ほど塗った救命浮標はカッターの上と、内火艇のおしりに装着。
謎の端材は応急木材置き場へ。

寂しくなりがちな中央付近に色が増えていい感じです。
竣工時の早霜にもダメコン用応急木材が載っていますから、つい欲しくなってしまいまして。

前回触れた一番砲後ろの機銃はこんな感じ。
ぎゅうぎゅう詰めです。
各員には労働災害に注意しつつ、持ち場に従事してください。
掲揚ロープ・アンテナ線の取り付け

今回もインフィニモデルのストレッチリギングを使用して線を張っていきます。
ホワイトは信号旗を掲揚するロープと、ボートを固定するロープへ、ブラックはアンテナ線へ使用します。

一本一本慎重に接着していきます。
どうしても接着剤で汚れてしまうので、張り終えたらタッチアップして誤魔化していきます。
ここでもマストを爆散させてしまい、作り直したのはヒミツです。
角度が気に入らなかったので組み立て直したかったんです。

ボートの固定用ロープもそれっぽく張りました。
カッターの前側に垂らしているのは、乾舷から水面までの距離があるから・・・と聞いたことがあります。
これがえらく長いと、ボートを水面に下ろした途端に後ろへ流れていったりする・・・らしいです。
事実かどうかは分かりませんが。

アンテナ線(ブラック)を張った所を撮影しておらず、順番を飛ばして完成写真となります。
アンテナ線には碍子(ガイシ)の再現を希望、ということでしたので、それらしい位置にホワイトの塗料を盛っています。
各線はそれぞれ役割(周波数)があり、交わってしまうといけないので絶縁している感じでしょうか。
船体や構造物に接する部分、アンテナ線同士が交差する部分に配置されている・・・ハズです。
なにもない位置に碍子を配置してしまうと、ちょっと嘘くさいかも知れませんね。
曖昧なことばかり連なっていますが、軍艦旗は後部マストのガフに掲揚しました。これは事実です。
接着剤の痕を消すため、つや消しクリアにて再度コートしています。
展示台への取り付け

の前に金属脚を磨いていきます。
このままでも相当美しいのですが、磨くとさらに良いとメーカーサイトに書いてありますので、従っていきましょう。
コンパウンドの代わりにピカール、バフ代わりに綿棒を。
果たしてこれは従っていると言えるのでしょうか。

右が研磨後のものです。
写真では色が変わった程度の違いにしか見えませんが、現物は輝きが増していて、深みが出たような?感じがします。
クリアコートを行えば更に良いということですが、今回はワックスにて了、とします。

アクリルケースへの取り付けは、保護紙を巻き付けた上で行いました。
指紋がやたらめったら付いてしまうのと、汚損防止の為です。
指紋を付けて良いのはスマホと眼鏡のレンズだけです。
ボルト穴前後に切り込みを入れているので、上下の矢印方向に保護紙を引っ張れば簡単に外れてくれるハズです。
ボルトは規定トルクで締め付けていますが、力任せに締めると艦底が歪むので、増し締めの際にはご注意ください。
というところで、今回はここまで。
完成記事は直後に上がる予定です。
では。