どうもこんにちは。
今回も夕張を進めていきます。
本格的に純正グレードアップパーツを使用していくのですが、これがかなりのクセモノでした。
精度自体は良いのですが・・・なんとも言えません。
レジンパーツの取り付け

グレードアップパーツには3Dプリントパーツのブラストスクリーンが付属しています。
UVレジンか製と思われるので、かなり慎重に切り出さないとパーツにダメージが入ってしまいます。
しかしながら極めて過剰にサポートが入っており、物理的にニッパーやナイフの刃が入りません。
「祈りながら割りとる」以外の方法が無いように思います。
UVレジンはプラスチックのように溶着が出来ないので、割れてしまうと一巻の終わり。
予備も無いのでゲームオーバーとなってしまいますから、相当緊張しながら取り出す必要があります。
取り外し方としては以下の通りに行いました。
- 側壁を折り取る
- パーツごとにラフトを分割する
- ピンセットで1本ずつサポートを折り取る
なんだかんだ最終的には乱暴な方法で取り出しましたが、超音波カッターがあれば話は別だったかも知れません。

レジンはプラモデル用接着剤では接着出来ないので、瞬間接着剤を使用して固定していきます。
噛み合いはやや悪く、センターを決めるダボを切り取って接着しました。
水平造形なので積層痕は強めに出てしまっていますが、表面処理をしてしまうとモールドが消えてしまうので、泣く泣くそのまま取り付けています。
機銃座の組み立て

このキットで最悪とも言えるものが、中腹にある機銃座です。
3回ほどバラバラになり、なんとか形になりましたが、もうボロボロです。
最終組み立て時に崩壊するのもイヤなので、塗装前にも関わらず接着してしまいました。
塗装時にまた苦労しそうです。

前回の姿がこちら。
裏表を貼り合わせ、側壁を曲げて形を成すものですが、全てにおいて噛み合いませんでした。
とにかくクレーンとL字の穴開き補強板が干渉し、その補強板は船体も干渉。
見えなくなる裏側には目玉だと言わんばかりに補強板が付くのですが、それも構造物と干渉。
貼り合わせとなる裏側を切り捨ててしまい、現物合わせで構造物を接着、穴開き補強板を感覚で設置すると良かったかも知れません。
L字の穴開き補強板も切り取ってしまい、長さを調整しつつ後づけにした方が良いです。

L字の穴開き補強板が浮いてしまっていますね・・・うーむ。
後方に見える機銃座も、裏表貼り合わせとなっている弊害で土台が厚いです。
「薄い」というエッチングパーツ最大の武器であり良さを潰してしまっています。
こちらも裏側を切り捨て、補強板は感覚で取り付けると良かったかも知れません。
腕の問題かも知れません。
小パーツの組み立て

煙突周りです。
ファンネルキャップは合いがすこぶる良く、通常ではストレス源の頂点争いをする問題児なのですが、とてつもないフィット感でイメージを払拭してくれました。

魚雷発射管です。
天蓋外周のジャッキステーは少し無理がありました。
脚が点なので接着面積が稼げず、とにかくポロポロ剥がれます。
また、背中の三本線は取り付けのガイドとなるモールドも無く、果たしてここで良いのか?と少しモヤっとします。

ダビットやベンチ、ラッタルは何も言うことがありません。
厚みの関係か素材の関係か、ラッタルの踏み板がねじ切れにくく、その点は良いところでした。

というところで、今回はここまで。
進捗としては6割程度でしょうか。
今月中の完結を目指して。
では。
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