1/700 Fujimi 軽巡洋艦 矢矧(1945)を作る(1)

1/700 軽巡洋艦 矢矧(フジミ・完)

どうもこんにちは。サンタさんです。

今回からフジミ模型の特シリーズ93番「軽巡洋艦 矢矧 昭和20年(1945)」を製作していきます。

ふそやん個人的なハナシですが、阿賀野型を作るのは実に7回目(全部フジミ)。

そのうち矢矧は3回目となります。

ある程度勝手知ったる物と思いますが、油断せずに参ります。

フジミ模型の軽巡”矢矧”

今回製作するのはフジミ模型が2016年に発売した昭和20年仕様です。

矢矧は大変に人気艦なので、フジミ模型だけでも以下の通り多数の仕様が発売されています。

  • 特92 昭和19年(1944)/酒匂 (コンパチキット)
  • 特93 昭和20年
  • 特108番 昭和19/20年 (コンパチキット)
  • 帝国海軍シリーズ 37 フルハルモデル
  • 特SP53 菊水作戦セット(大和+矢矧)

この内、特93番のみ手すり・ラッタルのエッチングパーツが付属します。ちょっとお得。

なお、純正エッチングパーツは1度生産されたきりで、現在入手することは困難かと思われます。

姉妹艦の阿賀野・能代用は数回生産されたんですけどね…。

製作に使用するパーツ

今回、ご依頼者様からお預かりしたパーツは以下の通りとなります。

【ファインモールド】

【レインボーモデル】

【ヤマシタホビー】

他には、旗竿や砲塔上部の支柱を真鍮線化、アンカーチェーンをフラグシップの超極細チェーンに置き換えなど、てんこ盛りです。

プラパーツ組み立て完了

いきなりですが仮組み完了です。

普通に組んでこのプロポーション、さすがフジミと言ったところです。

ちなみに、作業中に折りそうなマスト上部や、組み付けたら明らかに邪魔な物は省いています。

煙突周りの蒸気捨管などもう意味がわからないくらい細々としています。

測距儀の上面にはヒケというには大きな穴が空いていたので、パテを充填しております。

後々整形予定です。

なんとなく並べてみました。

奥が絶賛放置中の駆逐艦”島風”、手前が5500トン級の球磨型の”多摩”…の船体。

いいですねぇ~♨となったところで行った追加工作を紹介していきます。

舷窓の座ぐり

このキットはなかなか堀の深いいい造形をしていますが、舷窓に関してはもうちょっと深めがイイのかなと思います。

なので1つ1つ、慎重にピンバイスの0.6mmで深くしていきました。

後々、スミ入れを行った際、より際立ってくることを願って。

アンカーチェーンの置き換え

残念ながら…といいますか、しょうが無い点ではありますが、プラ整形のアンカーチェーンは立体感に欠けます。

こちらをフラグシップ製の超極細チェーン(写真の銀色のやつ)に置き換えるため、モールドを削り落としました。

縞鋼板部分は、深追いするとせっかくの滑り止めが台無しになるので手を付けず、モールドの上にチェーンを設置することにします。

モールドが薄いので出来ることです。

錨に向かう穴は形状がだいぶ違うようなので、後々修正していこうかと思います。

主砲上部のアンテナ支柱取り付け穴を埋める

主砲上部にはご丁寧にプラパーツ用の穴が空いています。

真鍮線に置き換えるにあたっては全く必要ないものなので、伸ばしランナーで埋めて行きます。

その後、溶きパテで整形です。

ウインチ・魚雷発射管置き換え

ウインチをヤマシタホビー製に交換しました。

奥側が純正の一体成形品、手前の明るいグレーの物がヤマシタホビー製。

お手軽グレードアップと言った感じですね。

魚雷発射管をファインモールド製へ交換。

さすがナノ・ドレッドシリーズです。言うことナシのクオリティですね。

フジミ純正パーツより少し背が高めなので、土台部分を削って調整する必要がありました。

恐らくそのままでは天蓋にエッチングのステーなんかは取り付けられませんね。

飛行機作業甲板を取り付けるとほぼ見えなくなります。

後期型巡洋艦の定めですね…。

エッチングパーツの下処理をしてまた次回

こちらがキットに付属するエッチングパーツです。

ラッタルや手すりが主なもので、何故か煙突前の探照灯台も入っています。

エッチングパーツは「取り付けてからプライマー処理」派と、「プライマー処理後に取り付ける」派が居ますが、ふそやんは後者です。

一度、プライマー処理前に取り付けに挑戦したんですが、皮脂でサビサビになって見た目が悪くなってしまったので…。

接着強度的には前者が圧倒的に良いと思いますが、艦船模型はブンドドして遊ぶものではないので、強度は二の次だと思っております。

というところで今回はここまで。

お次は新年。

では。

【今回のキットの新版

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