どうもこんにちは。
四国の梅雨明けはまだかと思うふそやんです。
今回からハセガワ製1/700「DDG-175 護衛艦 みょうこう」を製作していきます。
以前製作した「DDG-174 きりしま」の姉妹艦ですね。
個艦ごとの差異が再現されている部分もあるので、そこらへんも紹介していけたらな、と思います。
キット内容
2014年に発売されたウォーターラインシリーズNo.029番「護衛艦みょうこう(最新版)」です。
原型は2003年のものなので、ところどころに隙間や金型のヘタリが見られますが、全体としては完成度の高いキットです。
丁寧に組んでやれば現在の最新キットと並べても遜色無いでしょう。
パーツは多すぎず少なすぎず。
しかし後述しますが、艦橋付近は平面と平面を突き合わせる構造になっているので、設計の甘さから出る隙間などなど含めて組み立て難易度は高めです。
近年のウォーターラインシリーズとしては珍しく、バラストが封入されているのがポイント高いです。
起工の儀式
まずは艦底にバラストを接着します。
メイド・イン・ジャパンだそうです。
反り防止、手に持った時の重量感、ちょっとした衝撃ではズレ動かないようにする意味があったと記憶しています。
万一にもバラストがはずれて艦内でカタカタすると興醒めなので、しっかりとゴム系接着剤で固定していきます。
キットには両面テープが付属していましたが、経年劣化を考えると接着したほうが確実です。
次に船体を組みつつ、艦内にナットを仕込みました。
輸送時の破損防止と展示台への固定用ですね。
バラストの中心から前後に5cmの位置で固定しました。
固定にはエポキシパテを使用します。
接着剤ではネジリに耐えられず、ラッカーパテでは脆すぎて固定できないので。
上部構造物の組み立て
パテが硬化するまで上部を組み立てます。
このキットの設計が今のようなスライド金型多様、と言う訳ではないため、かなりいやらしい位置にゲートがあります。
せめて底辺にゲートを設置してくれ、と思いながらモールドを消さないよう丁寧に処理します。
後部ファンネル部分。
ここにもガッツリと分割線が出来ます。
これを繊細なモールドを生かしつつ処理するのは…と思うところですが。
実はほとんど隠れますので処理するのは頭頂部だけです。
このように処理する必要が無い部分にもモールドが彫ってあるので、惑わされないよう気をつけつつ手を抜き ます。
艦橋を組み上げました。
緑色の部分はパテです。
平面と平面を組み合わせているので、そこそこな量の合わせ目処理が必要になります。
組んだ艦橋を船体に載せてみます…が、この隙間具合。
ここにパテを充填するともれなくモールドが全滅するので、0.3mmプラ板を挟んで処理しました。
上部構造物を船体に載せる
またしても隙間です。
艦橋と船体の隙間はガッツリ系って感じですので、パテを盛りに盛って対処します。
盛りすぎてモールドにかからないよう注意しましょう。
ファンネルの上下方向の隙間に関しては、単純にパーツのエッジがゆるいため浮いてしまっているだけです。
少しばかり念入りに削ってやるとピッタリハマります。
前後方向についてはどうしようも有りません。
ここにも0.3mmプラ板を貼って対処しました。
今回はここまで
完成したら並べようと、爆散型1番艦きりしま号を取り出してきました。
”きりしま”では色々とリサーチ不足で、実艦とは異なる仕様になってしまったので”みょうこう”では挽回していきたいと思います。
では。
【今回のキット】