1/700 USS CV-14 タイコンデロガ 修復記(1)

1/700 CV-14 タイコンデロガ

どうもこんにちは。

先月と打って変わって、いきなり夏本番という気象ですね。

冷やしうどんが美味しい季節でもあります。

今回からピットロード(トランペッター製)の1/700 航空母艦 タイコンデロガを修復していきます。

引っ越しの際に少しばかり損壊してしまったようで、SOSが舞い込んできました。

艦船模型の修復・リメイクとしては3件目と、あまり件数のない依頼内容ですが、果たして。

いつものように写真を撮るタイミングがおかしいので、かなり時間が前後すると思いますがお気になさらず・・・。

雑感

某オークションで落札されたらしい、航空母艦 タイコンデロガです。

アメリカ艦特有?の激しめの迷彩塗装は、かなりの気合を入れて塗装されたものと思われます。

艦載機も羽を畳んだ状態に加工してあり、よくやるなァなどと思いながらしばし眺めておりました。

船体側面にはハルモールドチゼル的なアイテムで彫り込まれた外板の「継ぎ目」がいい味を出しています。

台座はお手製でしょうか。

真鍮の削り出しが多く見られる中、なかなか珍しいですね。

Wikipedia 【タイコンデロガ級航空母艦】より引用。パブリックドメイン

こちらは実物、1944年とされているタイコンデロガです。

就役が1944年なので、出来立てホヤホヤ時代の写真と言っても過言ではないでしょう。

大きく異なってしまっているのが、右舷側(写真では手前側)のアンテナマストの本数です。

模型では前に3基、後ろに2基となっていますが、実物は前2基、後2基となっています。

姉妹艦のエセックスはこの前3基・後2基で間違いはない(時期にもよる)のですが、1944とするならばタイコンデロガは1本減っているのが正しいのではないかな、と思います。

付け焼き刃なので参考程度に・・・。

割と鮮明な写真を使用されている動画がありましたので、紹介しておきます。

アンテナマストの横梁は、模型では頂点に設置されていますが、サムネイルにある写真を見る限りでは、上から二段目のトラスの梁についていることが分かります。

こちらも合わせて修正したいところですね。

ご依頼内容

前置きが随分と長くなりましたが、ここからが本題です。

20mm対空機関砲が欠損してしまった

エッチング製の機銃が設置されていますが、引っ越しの際にこちらの1基が異世界転生してしまったようです。

この1基をどうにかしたいとの事でしたが、同じパーツが分売されている物なのか判断がつかなかったため、今回は全基置き換えと言うことになりました。

使用するのはナノ・ドレッドシリーズのこちら。


20mm単装機関砲が40基以上必要なので、2セット分必要です。

余談ですが・・・

艦橋横の機関砲は、すべて防楯だけになっていました。干したシャツかな

接着痕が見られないので、最初からこの通りだったことかと思われます。

これはあまりにも悲しいので、ここにも植え直します。

左舷前部の機銃座付近の手すりが曲がってしまった

こちらも引越時に歪んでしまったそう。

手すりのような細いパーツは、外すと歪んで厄介なことになるので一か八かの勝負となります。

今回はペロっと剥がれたので、ある程度歪みを修正して接着し直しました。

片側の端に縦棒が無くなる切り出し方をされているので、宙に浮いてしまう側はスポンソンに寄せてみました。

取り付けには粘着剤が使用されていたため、ちょっと跡が汚くなっています。

接着剤は固まるもの、粘着剤はいつまでもネバネバするもの。

制御できる技量があれば、瞬間接着剤での取り付けをオススメしたい所です。

と言う感じでこの項目は完了です。

アンテナ線が欠落してしまった

読んで字の如く。

完成直前に取り付け直します。

アンテナマストの横梁の付け直し

頂点にある横梁を取り外し、新たに0.3mmの真鍮線を切り出して接着しました。

前述の通り、頂点ではなく1段下側に取り付けています。

この後、塗装して完了です。

艦橋前後の高角砲 砲身の付け直し

砲身の仰角がバラバラなので揃えてほしいとの事。

ここも接着されていると大変なのですが、なんと粘着剤でくっつけてありました。

なのでこう、スコッと抜けます。

抜けちゃだめなんですけど、今回に限っては抜けてくれてありがとう、と言う感じです。

なお、高角砲も台も、粘着剤でくっつけてありました。

高角砲を全部バラしてみました。

ゲート跡が処理されず、粘着剤で”載っていた”だけの状態だったので、仰角がバラバラだった訳ですね。

粘着剤を除去し、ゲート跡を処理して接着し直しました。

一番左の高角砲はなんと砲身の片方を紛失しているらしく、プラ棒に置き換わっていました。

あまり違和感は無かったので長さだけ揃えて再利用します。

全体的に塗装が荒れている上、迷彩塗装が再現されていないので、ここは再塗装と行きます。

オーダーにはありませんでしたが、サービスってやつです。

その他、気になった所

前から三番目のアンテナマストは特に、ちゃんと箱型に組まれていないので、なんというか前衛的な形になってしまっています。

前述の通り、このマストは実物に無かったと考えられるため、撤去しても良さそうです。

左舷中央部の手すりです。

なんだか酔っ払ったウナギみたいになってしまっています。

ある程度、まっすぐに伸ばして再接着しました。

基本的にエッチングパーツは串カツ屋よろしく”二度曲げ”が許されないので、新品と比べると曲がってしまうのはご了承を。

一度クセが付いてしまうと二度と戻らないので・・・。

おしりの方は派手にズレて接着・・・いや、粘着されていたので

こちらも取り外し、”ある程度”正して再接着。

来る所まで来ましたの図。

なんとスポンソンやキャットウォークまでもが粘着剤でくっつけられていました。

触ると上の画像の様にネバネバと、所によりパリッと剥がれ落ちてしまいます。

流石にこれでは良くないので、スポンソン・キャットウォーク・機銃座、その他経年劣化で落ちてきそうな部分は、ちゃんとした接着剤で付け直しました。

ちなみに、大きな部品で言えば「船体」が「台座」と粘着剤でくっついています。

なので船体を揺らせばグラグラします。

船体と台座はボルト・ナットで締結し、床に叩きつけても外れないようにするのが一般的でしょうか。

粘着剤の場合は経年劣化でパリパリになり、ちょっとした振動で崩れ落ちる可能性があります。

取り扱いには十分に注意していただきたいですね。

他にも気になる部分はありますが、オーダーには無いので・・・。

と言いつつ、このまま送り返すのは今後、確実に引きずってしまうので、5インチ砲も四連装機関砲も全基分解、接着し直しました。

デカールはどうしようもありません。

測距儀も欠落していたり・・・。

続く。


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