どうもこんにちは。ふそやんです。
台風が近づきつつあり、またしても塗装用具のメンテが捗ります。
そんな中で、今回から「装甲娘 LBCS:ジ・エンペラー カタクラソフィア」を作っていきます。
装甲娘というのは、かつてDMM GAMESで展開されていた(現在は終了)ソーシャルゲームの事です。
最近ではコトブキヤから第三弾の「ジ・バニャン コザクラツグミ」が発売され、出来の良さに話題となりましたね。
第二弾のカタクラソフィア、人気は高いと伺っていますが、果たして。
仮組み完了
いきなりですが仮組みが終わりました。
汚したらマズい素材で出来ているので、外側のマントは付けておりません。
「顔が長い」とか、「後頭部がデカイ」とか言われていますが、実物を見た感じではそんなに悪くない印象です。
顎が長いので少し削ってやるともっと良くなるかな、と。
「付属の台座を使用しないと自立しない」というようなレビューもありましたが、いわゆるS字立ち気味にすると台座なしでも自立します。
髪の毛パーツが大きい上に重く、後ろに大きくなびいた形になっているため、重心は相当後ろにあります。
可動する軸もないので、顎を引かせると自立は出来なくなります・・・。
首を傾けると髪全体も動いてしまうので、首をかしげたポーズも取りにくいです。
「立ち」よりは「動き」を重視したポーズを取るといい感じになりそうですね。
後方から。
このアングルは躍動感が出ていてとても良いと思います。
一歩前に踏み込むような、そんなポージングをさせると良いかも知れません。
元ネタとなったLBX ジ・エンペラー・・・を一部含んだエンペラーM3(カスタム)を思い出しました。
だいぶ前に依頼を頂いたものです。
こうしてみると、膝のアーマーとかまんまソレですね。
ちょっとした問題点
特徴でもある長髪、これが表・裏・ハネ2つの4パーツ構成で出来ています。
どこかで軸を作っておいてくれれば、ポージングの幅が広がったのに・・・、と惜しい気持ちです。
肘の関節も地味に劣化しています。
標準的な二重関節となっており、前へはほぼ180度曲がるのでガッツポーズも余裕です。
しかしながら、何故か回り止めが無いため、後ろへも行けるだけ行けます。
フィギュアライズスタンダード フミナもこのような構造でしたが、コトブキヤは回り止めを施して人外的な動きを抑える傾向にあったので、この前世代的な構造には疑問が残ります。
逆に足首の軸には回り止めがついていたりと、中途半端な印象。
スカートもなかなかの有様です。
バイキンマンのツノよろしく左右に出ているピンは、それほど大きな物を保持するものでもないので、こんな構造にしなくても良かったのではないでしょうか。
おかげで出来た分割線もなかなか深くなっています。
最も、ここはリアアーマーにほとんど隠れますが・・・。
胴体の構造・後ハメ加工
腹部の側面はこのようになっています。
一直線に分割線が出ておりますが、「紫のパーツを、肌色のパーツで挟み込む」モナカ構造となってしまっています。
これだと合わせ目消しが行いにくいです。
後ハメ加工が必要なのですが、これがまた大変で・・・。
肌パーツの内側にあるピンをヘソ上の1箇所を残して全カットした上で、紫パーツのヘソ上にあるダボをC型にカットします。
その上で軸を支えている超重要な部分を半分程度にスライス、前側のピンをカットしてようやく後ハメ加工が完了します。
ウエストが引き締まっているが故の問題と言えそうです。
スライスした軸受け部分は非常に脆くなっているため、折損しないようにエポパテでガチガチに固めておきました。
紫のパーツを肌色のパーツで挟み込む、逆パターンだとこんなことはしなくて済んだんですけども。
紫のパーツにはスカートがはまり込みますが、これがまたハメ殺しと言いましょうか、一度組み付けて合わせ目を処理してしまうと外せず、入れられず。
これは横に出ているピンをカットすることで、下から差し込むことが出来るようになります。
腰パーツが後からはめ込めるよう、スライド部分にも切り込みを入れておきました。
脚部の後ハメ加工
脚部はこんな感じで、赤色のパーツがなぜか独立して軸を持っているため、そのまま合わせ目消しには入れません。
赤色パーツの軸の小さいピンをカットし、スネ側のダボもC型にカットします。
すると合わせ目を消した後で、赤色パーツをはめ込むことが出来ます。
膝側はこのように、スネ側の軸が入る部分をC型にカットします。
あまり大きくカットしてしまうと、脚がすっぽ抜ける原因となりますので、「押し込んだら入るけど、引っ張っても抜けない」程度に調整します。
ぱんつについて
左側がソフィア、右側がFA:G轟雷の尻 腰部パーツです。
轟雷は肌色のパーツが別パーツなのに対し、ソフィアでは腰部と一体成型となっています。
確かに見えなくなる部分ではありますが、そこはコトブキヤ。
信じていたのに裏切られたような、とても残念な気分です。
まあ塗装すればいいだけなんですけど。
パンツにリボンをモールドしていたコトブキヤ・・・は後の時代ですか。
と言ったところで、今回はここまで。
では。