トライスター 1/35 Ⅳ号戦車D型をつくる(2)

1/35 Ⅳ号戦車D型(トライスター・完)

どうもこんにちは。

今回も想像以上の難敵だったトライスターのⅣ号戦車を組み立てていきます。

前回「説明書の2/15しか進んでいません。」などと記載しましたが、それは潜水戦車とコンパチキット(ホビーボス製)の場合でした。

正確には3/11です。すごく進んだ気がするぞ!

車体上部を組んでいく

まず手始めにブレーキ点検ハッチがある面(なんて言うんでしょう?)を取り付けていきます。

しかしながらのこの隙間。

裏面が鑑賞しているのでこれでもか!とカンナがけして接着しました。

四苦八苦しながら組んだ上部を仮組みして見たところ、当然の権利が如く隙間が現れました。(ところどころに見える緑色はパテです。苦戦の痕です。)

このくらいの隙間になるとプラ板で埋めたほうが早いので、0.5mm厚プラ板で埋めることにします。

操縦手・通信手ハッチがえらく浮いておりますが、これは裏に張り付くE-15パーツ(開閉用ハンドル)が干渉している為です。
後ほど切り詰めて上手くハマるようにしています。

プラ板はりーの

ついでに見える部分に内部色ぬりーの

仮合わせ。

いい感じですね。

この後パテで処理しておきました。

フェンダー後部を付けるも…

ほんの少しだけ長さが足りていません。

ここもパテで埋めておきます。

ついでに、実車はここに継ぎ目は無いので、盛りに盛って均しておきました。

ちなみにここ、フェンダーの滑り止め表現が特徴的な形(●)になっています。
実車はいわゆる「縞鋼板」に見られるT字型の形状です。
こだわる方はドラゴン製Ⅳ号E型に付属する、余剰パーツのフェンダーに置き換えているようです。

上下車体を接合する

上部も下部も反っていて合わないので、クランプを使って無理やり気味に接着します。

最後の抵抗とばかりに合わない前面もクランプを使って接着。

ついでに左右フェンダーがバンザイ仕様(外側に向かって上反り)になってしまっていますのでここで矯正しました。

フェンダーの付け根に接着剤をたっぷり塗り込み、軽く溶かしてマスキングテープをぐるぐる巻です。

マフラーについて少々

写真は加工後

Ⅳ号D型のマフラーはメインエンジン用と補助エンジン用が上下に連なります。

しかしこのマフラー、どうも車体側の穴とマフラー側の凸の角度が合っていません。

シーソーのように、下を合わせれば上が浮き、上を合わせれば下が浮き…。

しょうがないので兼、後ハメ加工として凸を切り飛ばしました。

補助エンジン用マフラーにあるバンドのモールドがモヤッとしているので、後々プラ板を巻きつけておきます。

履帯を整形

なかなかすごい金型のようです。

センターガイドの穴が空いているのは素直に驚きました。

このクオリティであればサードパーティ製の履帯に置き換えなくても良さそうです。

バリがあってほぼ埋まってたりするのはご愛嬌。

これを1枚1枚丹念にバリ処理、整形すること196枚。

実に6時間ほどかけて整形しました。

履帯の成形されているランナー、Gランナーなのですが、地味にG-1とG-2で左右作り分けてあるので混ぜないように注意しましょう。(1敗)

履帯は可動式・スナップフィットとして設計されている…ようなのですが、片側はスカスカ、もう片側はキツすぎてハマらないという。
仕方がないので今回は接着してしまいました。
稼働するサスペンションは…どうしましょうか?

履帯を組み立てていく

適当な木の板に両面テープを貼り、さらにマスキングテープを貼った所に瓦礫 履帯を並べていきます。

接着に使用したのはタミヤリモネンセメントです。

タミヤ公式で接着力が一番高いとされ、特徴に硬化がかなり遅いことが挙げられます、他に倒してもいい香りで不快にならない等

まるで接着後に形状を整える必要がある、組み立て式履帯のために作られたような接着剤です。

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30分くらい放置して生乾きの状態で剥がし、先端と終端も接着して円を作りました。

そうして出来たウロボロス 履帯を慎重に取り付け、ティッシュで”たわみ”を再現して完全硬化させます。

特に前進時の場合、起動輪直下は”たわみ”が出る部分なので、あまり直線的にならないよう注意します。

履帯、片側の枚数

トライスターの説明書には”片側100~102個”と記載されています。

対してホビーボスの説明書には”片側98枚”と減らされています。

当初はホビーボスの説明書に従って98枚で組んでいました。

その結果。

圧倒的に不足しています…。

後部の誘導輪の具合にも依るのでしょうが、ちょっとこれは足りてなさすぎではなかろうか…。

余剰パーツは大量にあり、修正(?)は容易なので問題外ではあります。

ちょっとした小ネタ程度に。

ちなみに今回は片側103枚で組んでいます。

今回はここまで

ようやく車体下部が出来た、というところでしょうか。

先人の教えによると砲塔にも隙間が空くらしいので難所はあと1,2ヶ所かな?

ではまた次回。

【今回のキット】

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