息抜きがてらに二式水戦を(2)

1/144 二式水戦(SWEET・完)

どうもこんにちは。

ピットロードの夕張を手に入れそこねたふそやんです。

予約、大事。

では前回の二式水戦の続きです。

サフ吹きを終えてから塗装、デカール転写まで行っていきます。

キャノピーをマスキングした

カット済マスキングシートを自作した

飛行機模型、特にWW2あたりの飛行機は、現用機とは違って無駄にピラーの多い設計となっています。(一部除く)

これをマスキングして塗装するのですが、そのマスキングがとても大変で…。

キットやメーカーによってはカット済のマスキングシートが付属していたり、オプションとして発売されていたりしますが、今回のように1/144と小さなスケールになると用意されていないことが多くあります。

その場合はちまちまマスキングしていくことになります。

、2機分もやってられないので実機の写真をトレースしてカッティングプロッターでカットしてやりました。

これで好きなだけ量産することができます。やったぜ。

そんなこんなでマスキングしたキャノピーを取り付けてサーフェイサーを吹きました。

いい感じです。

機体選定~塗装

今回は側面に描かれたイナヅマがかっこいい934空の機体にします。

番号は従来考証の934-06と、新考証の34-106がありますが、前者で行きます。

934空の部隊番号は34らしいのでおそらく後者が正しいのかな?とは思いますが、実機の写真が少ないのでなんとも言えませんね。

塗料について

キットではガイアの塗料を指定されていますが、クレオス教信者のふそやんはMr.カラーで塗装します。

下面色

C35番の「明灰白色1」を使用。

名前が変わったのかな?所持しているもののラベルは「明灰白色(三菱系)」でした。(現行品でも英字ではMITSUBISHIとなっていますね)

二式水戦は中島飛行機でしか製作されていないので、実際にはC56番の「明灰緑色」を使用すべきなのでしょう。

しかし56番は緑がキツすぎて思ったものと違うんですよね…。

両者を1:1で混ぜた色が丁度いいように感じます。が、今回はC35番ストレートで。

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上面色

C15番の「暗緑色(中島系)」を使用。

上で書いた通り、二式水戦は中島飛行機でのみの製作なので、上面は当然中島系を。

三菱生産機にする場合はC124番の「暗緑色(三菱系)」を使用します。

間違えてもC129番の「濃緑色(中島系)」を使用してはいけません。

中島系は中島系でも、陸軍の色なので全然色味が異なります。

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カウリングについて

有名な話ですが、中島産と三菱産ではカウリングの色が異なります。実際はしらんけど。

中島はC92番セミグロスブラック三菱はC125番カウリング色を使用するのが良いとされています。

今回は中島産なので前者を使用しました。

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塗装したった

塗装図に合わせて塗装しました。

左右のフロートを見てもらえる通り、ざっくりとです。

無理にマスキングしようとすると確実にやらかすので、大雑把に塗って、細かいところは筆で修正が安定です。

ある程度乾燥したら細部塗り分けとチッピングを施しました。

航行灯は指示通りに左赤、右青、尾部白で。

チッピングにはタミヤのエナメル系X-11クロームシルバーを使用。

デザインナイフの背に塗料を乗せてパネルラインをなぞってみました。

はみ出たりオーバーになった所はそのままデザインナイフで削って対処しました。

最難関?のデカール貼り

2機分とは言え多いです。あと小さい。

有名なカルトグラフ製で、薄さとコシはバツグンです。

この中で一番苦戦するであろう、両翼の味方識別帯について少し語っておきます。

このデカールには前後左右があるので、水に浸す前に確認しておいた方が良いです。

水に浸して動くようになったら翼に乗せて、機銃穴を参考に左右をあわせます。

裏返して見ると機銃穴に合ってるかどうかわかりやすいです。

再び上面に戻って、デカール軟化剤をひったひたに塗りたくります。

10秒もするとデカールが柔らかくなってしなるので、筆を使って裏面にフィットさせて完了です。

筆でつついても動かない程度に定着したら、デカール軟化剤を少量塗って筆で広げて、をモールドに追従するまで繰り返します。

中にはこんなに小さいデカールもありますが、根気よく貼っていきます。

むしろこれくらい小さいと貼らなくても良いんじゃないかレベルです。

プロペラはネジや釘に刺すと作業が楽です。

と、いうことでデカールを貼り終えたものがこちら。

全て貼り付けるのに2時間くらいかかりました。

この後、スミ入れしてトップコートを吹けば完成です。

それはまた次回。

では。

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