どうもこんにちは。
今回は艦船模型には必須級アイテムである「展示台」を作ったお話です。
展示台は模型メーカー各社から販売されていますが、ちょんと乗せるだけのものだったり、大型艦や小型艦にはサイズが合わないものであったりします。
既製品に文句があるならDIYってことで、今回は木工をしていきます。
木を削って色を付けただけでかつ、木工職人ではないので、いつも通り参考程度にお願いします。
木の選択
今回使用したのは、日本で古来より使用されている「桐」・・・の集成材です。
特徴としては「安価かつ非常に軽く、湿気に強い」事、欠点は「柔らかく加工し辛い」事でしょうか。
詳しくは本職の方にお任せするとして、結論から言うと今回行った加工には不適だったかと思います。
ケチケチせずに少し硬い「ひのき」の無垢材を選択していれば・・・と途中で何度か思いました。
桐の集成材は反りが少なく、節がない分、柔らかすぎる印象でした。
サイズは910×100×12mmの物、価格は300円を切っていたので安い方でしょう。
幅100mmなのは「戦艦 武蔵」を作っていこうかと腹を括ったからです。
巡洋艦や駆逐艦なんかは、もう少し幅の狭いものを使用すると良いでしょう。
削り~着色後
ほぼ完成形です。
長さを武蔵がすっぽり収まる420mmにカットし、各面を#360のヤスリで粗研ぎ。
プラモデルでこの番手は超超激粗といっても過言ではありませんが、木工だと割と細かい方だったり。
面を整えましたら、トリマーを使用して面取りを行います。
今回はアンティークな感じに削ってくれる「ギンナン面ビット」を使用しましたが、角面・ヒョータンなど、お好みのものを使用して下さい。
なお、集成材は「削る」と言うより「崩れる」感じでモリモリ面取りが出来ます。
しかしながら無垢材とは違って中身が詰まっていないため、割とモロモロになり、整えるのが大変でした。
泣く泣くヤスリで整え、ニスを塗り、また整えてニスを塗り・・・。
桐はかなり吸水性が高いものらしく、どこまでもニスを吸うので良い感じのところで止めておきます。
幅・長さについて
同型艦のフジミ製「航空母艦 信濃」を載せてみました。
展示台の余白は前後左右に15mm程度がベストかな、と思います。
そう考えると、この展示台に信濃は幅があってないです・・・が、信濃用では無いので問題ありません。
なぜここまで大きな展示台にするのか。
というのも、掃除等で移動させた際、模型の全長・全幅より小さい展示台だと壁や他の模型に当たってしまい、破損してしまうからです。
せっかく作った模型が「いつの間にか壊れていた」「掃除したら壊れた」というのは悲しいですから、大きめの展示台でバリアを張るわけですね。
全長・全幅より1mmでも大きいと、隣同士接触しようと、押し込んで壁に当てようとも本体は無傷な訳です。
ただ、上方向からの爆撃には実艦同様に弱いですから、アクリルケース等で完全防備するのが一番良いです。
お高いですが。
戦艦 武蔵の艦底パーツを載せてみました。
戦艦は空母と違って張り出しが少ないので、丁度良い~やや狭いの間くらいでしょうか。
ピットロードの武蔵も、世に出てはや6年。
ほぼ聖域と化していた大和型戦艦にアオシマ共々参入した時はどうなるものかと思いましたが、今ではどの製品も受け入れられているように思います。
艦尾の形がコロコロ変わる大和型ですが、クルーザースターンの姿もアリかな、と最近思い始めました。
実物がどうなのかはまた別のお話。
こちらは沈み方が年々変わるタイタニック号。
大和型より長いので、収まりは悪いですね。
どんな姿に仕上がるか、楽しみです。
では。
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