どうもこんにちは。
蝉が鳴き始め、本格的な夏が来てしまいました。
トランペッター・タイコンデロガ修復は今回で完了となります。
仕上げ前作業
そこかしこに付着した粘着剤を取りました。
写真は艦底で、最大級のネチャネチャが付着していました。
何かしらを固定しているというような意味を持っていなさそうなので、退去していただきました。
飛行甲板、フライングデッキとでも呼びましょうか、ところどころこの様にテカテカしている部分がありました。
これはおそらく瞬間接着剤かがこぼれた跡だと思われます。
これもまたそのままではみっともないので、消していきましょう。
という訳で消してみました。
「プラモデルの上手さとは、失敗を修正する力」という名言を聞いたことがあります。
接着剤をぶちまけようが、塗料を垂らしてしまおうが、気付かれない程度に正せばヨシ!ということですね。
張り線の修復
いつも通り、インフィニモデルのファインリギングを使用します。
頂点の他、横梁の端部2ヶ所、1段降りた部分に1本走っていたのでその通りに。
メインマストには製作者さんが取り付けたロープがありますが、マストを派手に突き抜けてしまっています。
本来は横梁に滑車があり、そこでUターンしているものと思われますので、ついでに刈り取ってしまいましょう。
材質はプラのようで、伸ばしランナーかなにかでしょう。
これまた上か下の1ヶ所でしか固定されていないので、取り扱いには十分注意です。
対空砲の再装備
艦橋前後の対空砲を再設置しました。
砲身を付け直した他、塗装がボヤっとしていたので再塗装しています
オーダーには無かったので特に整えたり等していませんが、ゲート跡がそのままなのでちょっと目立ちますね。
高角砲に限った話ではありませんが・・・。
ほとんど全てにおいて位置決め用のボスが切り取られているので、位置決めが非常に難しいです。
接着剤やボスによほどのトラウマがあるのでしょう。
機関砲の再装備
機関砲は防楯を艦体に使用されているグレー、それ以外を黒鉄色で塗装しました。
詳細には調べていないので、実物は懸架部分もグレーかも知れません。
機関砲と機銃の違いは、口径が20mmを超えるかどうかで定義されていたと記憶しています。
19mmまでは機銃、20mm以上は機関砲ということですね。
もっとも、日本だけの基準かも知れませんが。
切り出しました。
一般的な蚊より小さいです。
これを一つ一つ、あっち向いたりこっち向いたりしないように取り付けていきます。
左舷前部、もともとはここの1基が欠損してしまったので修復する、という依頼内容でした。
左舷後部です。
艦載機の国籍マークが上下バラバラなのが気になります・・・。
★はトンガリが上、2つ足が下のハズです・・・。
そもそも装備されていなかった艦橋横の機銃も、ちゃんと装備させました。
これで国籍不明機が接近してきても安心です。
右舷後部の10基並んでいる部分は、向きと角度を揃えるのが少し大変でした。
地が荒れている割には、それなりにまっすぐ向いてくれているかな?
修復完了!
と、そんなこんなで修復完了です。
レーダーや艦載機のプロペラなど、手を入れようと思えばどこまでも行けそうですが、個人的趣味に走る理由には行きませんので。
アメリカの艦は初めて触ったのですが、日本の艦に比べて全体的に合理的な設計になってるなと思いました。
また何かしら作ってみたいですね。
では。