どうもこんにちは。
梅雨入りじめじめ、ふそやんです。
塗装に湿度は天敵なので、少ない晴れ間でちまちまと進んでいきます。
今回はH級戦艦 Hutten 完成編です。
喫水線を塗装する
まずは底辺から0.5mmほどの幅にブラックを塗装。
おいおい、いくらなんでも細すぎるだろう!となると思います。
その通りだと思います。
冗談はさておき、ドイツ艦の白黒ストライプは喫水線に若干食い込んでおり、ただの黒帯を塗装するだけではこの”食い込み”を表現できません。
なのでもう一度、1mm幅でマスキングし、ストライプ部分もマスキングして黒帯を巻きます。
これで”食い込み”を再現するわけですね。
ちょっと遠回りですけども、この方法が確実だと思います。
全体を見るとこう。
前後の航走波的な迷彩も食い込んでいるので同じ方法で表現しました。
なお、喫水線がストライプ間で幅が変わっているように見えますが、目の錯覚です。
木甲板シールを貼る
今回は純正の木甲板シールを預かっていますので、甲板はこちらを貼っていきます。
ところで、商品名に”ハットン”とありますが、キット本体は”フッテン”と案内されています。
正式には後者でしょうか。
他の名前を付けるのもいいかも知れません。
パパッと貼って、上部構造物を接着していきます。
純正だけ合って、プラパーツとの合いは文句ナシです。
シール自体もこれ以上ないくらい薄く出来ており、粘着部分は3M製なのでかなりの安心感。
ただ、説明書が付属しない(ハズレ品?)ので、小さなパーツの配置には少し悩みました。
武装を搭載する
主砲・副砲・高角砲を搭載していきます。
H級戦艦の主砲は、ビスマルクの38cm砲から少し大きくなり、40.6cm砲を搭載予定とされていました。
最終的には超大和型戦艦と同じ、50cmを超える砲を搭載する計画もあったそう。
全て取り付けてからクリアーコートを塗布します。
いつものUVカットクリアーです。
デカール関連
このキットにも当然、デカールが付属します。
大人の事情で各種ハーケンクロイツは収録されていませんので、少々物足りない感じです。
①②は軍艦旗に相当するもの、③④⑤⑥⑨は艦載機用、⑦⑧は艦首・艦尾のハーケンクロイツの下地用です。
このデカール、まさかの図形ごとのカットなしなので、自力で切り出す必要があります。
水に沈めてから気づいたのは秘密。
旗はアルミホイルに貼り付けて、立体感が出るように。
片面貼り付けた後、切り出してもう反面を貼り付けました。
艦載機はC120 RLM80オリーブグリーンで塗装していますので、黒いマーキング目立ちくいですね。
旗は説明書に取り付け指定がなかったので、おまけ扱いでしょうか。お好みで、お好みな位置に。
張線を施して、完成!
張線にはインフィニモデルのファインリギングを使用。(詳しくは矢矧にて)
探照灯カバーは開閉可能です。
今回は「新造艦のように」ということで、汚しは施していません。
画像はクリックで拡大出来ます。
探照灯カバーを開けたところ。
ドイツの計画艦「H級戦艦 Hutten」も無事に完成しました。
VeryFireのキットは初めて組みました(積んではいます)が、モールドのキレもよく、良いキットでした。
機銃や探照灯をサードパーティ製ビスマルク用に置き換えると更に良くなるかな、と思います。
と言ったところで、今回はここまで。
では。
【今回使用したパーツ】