パーミル製 JR四国 8600系キットを作る(1)

JR四国 8600系

どうもこんにちは。

やらかしてしまった島風のエッチングパーツが届くまで、別のキットを触っていこうと思います。

せっかく(?)なので今回はNゲージのカテゴリに手を突っ込んでいこうと思います。

古今東西、JR四国の車両はなかなか製品化されず、近年ようやく出始めた感じですね。

しかしまだまだ少ないことに変わりなく、最新型の(と言ってもデビューからもう6年になる)8600系電車も放置されたままでした。

しかし、模型工房パーミルさんがペーパーキットという形ではありますが出してくれていましたので、四国民の意地を見せて(?)組んでいこうと思います。

キットの詳細

3両編成と2両編成のキットがありましたが、3両編成の方は売り切れておりましたので、今回は2両セットの方のみ購入しました。

上級者向け、とありますが、注意して組めば一般的なペーパークラフトと変わりません。

このキットの他に必要なパーツは

  • GM製 コアレスモーター動力ユニット21m級(No.5712)
  • T車用台車 KATO製223系/521系用台車など
  • パンタグラフ GM製 PT71C(No.5809)
  • T車用ウエイト
  • ボディマウントTNカプラー
  • アンテナ、信号炎管、避雷器
  • 台車固定用ネジ(M3 , 6mm~10mm)

が指定されています。

また使用塗料は

  • 黄色:C109 キャラクターイエロー
  • 緑帯:C64 ルマングリーン
  • 灰色:C13 ニュートラルグレー
  • 銀色:C8 シルバー

参考塗料として掲載されています。(好みで色を選択せよとのことです。)

パーツを見ていく

ボディ内側(左上)、ボディ外装(右上)、雨樋(右上・右下)、窓ガラス(左下)

ボディの内側となる左上のパーツは、厚紙になっていますのでそこそこ強度があります。

妻板や屋根・クーラー・前面などのパーツです。

特徴的な前面はホワイトメタル製、前面から屋根に続く部分はレジン製パーツになっています。

床板のパーツ。

TNカプラーに対応しているので設置用の突起があり、集電も考慮されているのか、台車の集電板避けの穴が空いています。

左下はドア枠など、凸を再現するシール。右上のデカールは前面などの白いマーキングが収録。

デカール・シール類です。

前面の複雑な塗装を簡単に行えるよう、カット済みマスキングシートが付属しています(左上)。

行き先表示シールには「しおかぜ/いしづち11号松山行き」と、「しおかぜ12号岡山行/いしづち12号高松行」が収録されています。(いしづちは2枚ずつ)

妻板を組む

まずは定石通り、妻板から組んでいきます。

少量の木工用ボンドで点付けした後、裏側の穴からゼリー状でない瞬間接着剤を盛っていきます。

ゼリー状の瞬間接着剤では紙に染み込んでいかず、強度が出ませんので注意します。

また、盛った瞬間接着剤はなかなか乾かないので、盛った後20分は放置しておくことをオススメします。

不都合が生じた事例も拝見したので、瞬着硬化スプレーの使用はオススメしません。のんびり待ちましょう。

このように、ペーパーキットは ”木工用ボンドで点付け→瞬間接着剤を流し込む” という流れを繰り返して組立てていきます。

車体を組む

写真が歪んでいるのはカメラのジャイロが壊れているから。

説明書にあるように、直径2mm程度の丸棒で車体の肩と裾を曲げます。

曲げ具合がよくわからない場合は、前面パーツか妻板を参考に曲げると良いでしょう。

その後、ズレが生じないように注意しつつ妻板を接着します。

前面側の梁としてE-5パーツがありますが、ライトユニットや動力を仕込む場合、障害となってしまいますので、予め邪魔になる箇所を切り取っておきます。

今回はライトユニットを仕込もうと考えているので、とりあえず左側のように切っておきました。

また、このパーツはかなりハマり辛いので破損に注意します。

箱状にくむことが出来たら、外装パーツを貼ります。

扉部分にケガキがされているので、それに合わせて貼るだけです。

乗務員室の窓部分がかなり薄く、フニャフニャしているので破損には注意しましょう。

次に屋根パーツを貼り付け、パンタグラフ台も接着します。

こちらもケガキがされているので、位置に揃えて裏側から瞬間接着剤を流し込むだけです。

屋根パーツを貼り付ける際、無線アンテナ・信号炎管用の穴から瞬間接着剤が漏れる可能性があるので注意します。

前面パーツを処理する

前面のパーツは側面にパーティングラインがあるので、400番のヤスリで削り落とします。

その後、600番で全体を磨いてからクレンザーなどで油分を落としておきます。

当然ながら、車体は紙製なので取り付けた後に洗浄することは出来ません。

後頭部を形成するレジンパーツも同様に処理しておきます。

処理を終えたらゼリー状の瞬間接着剤で点付けして、位置が決まったら液状の瞬間接着剤を流し込みます。

盛大に接合線、というか隙間が空くのでパテで埋めていきます。

おなじみのフィニッシャーズのラッカーパテです。最強です。

説明書では瞬間接着剤系のパテを推奨されていますが、ここらへんはお好みで。

今回はここまで

イマイチ人気が無い車両なのか、製作記事が少ない印象だったので今回手を出してみました。

実はペーパーキットを組むのは2回目なので、あまり「こうしろ!」などと書けないのですが、何かの参考になれば幸いです。

では。

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