どうもこんにちは。
秋はどこ行っちゃったんですかね!?ふそやんです。
色々と寒い昨今ですが、室温だけでも暖かくして参りましょう。
今回から日本の大型正規空母としては唯一、姉妹艦が存在する翔鶴型の二番艦”瑞鶴”を作っていきます。
キットを見ていく

キットはフジミ製の特シリーズ50番 日本海軍航空母艦 瑞鶴 1944(昭和19年) です。
フジミの瑞鶴は豊富に種類があります。(というかありすぎ・・・)
エッチングパーツ付きのお得版、迷彩デカール付属版、特EASY、1941年仕様、Ver.1.2、フルハルモデルなどなど。
今回使用するのは特シリーズの50番ではあるものの、メーカーロゴが新版になり、艦載機がクリア成型ではなくなった最近のロット。
しかし最近流行りの艦名デカールは付属していないので、色々と過渡期のものでしょうか。

まず大きなランナー。
船体や飛行甲板等は、姉妹艦の翔鶴や、瑞鶴の他バリエーションと共通パーツとなっています。
この飛行甲板が少し厄介で、珊瑚海海戦後の”翔鶴”の仕様となっているようです。
実物が不明瞭なようで、断定は出来ないのですが・・・。

翔鶴・瑞鶴共に竣工時には”ミミ”の後ろのラインに木甲板と鉄甲板の境目があったそうです。
翔鶴は珊瑚海海戦にてこの境目付近に被弾したため、修理された際に鉄甲板が前進し、キットの境目になった・・・との見解があります。
瑞鶴は特に被弾していないため、鉄甲板が延長されることは無かったご様子。
つまるところ、この甲板は素直には瑞鶴に使用できません。
木甲板シールをツギハギして、木甲板を延長すると良いかも知れませんね。

小さめのランナー軍です。
前述の通りマイナーチェンジ版なので、艦載機はグレー成型です。

デカールは専用品です。
⑧の高角砲警戒帯とでも言いましょうか、赤白の帯は瑞鶴特有のものです。
製作に使用するパーツ

主に使用するのは純正エッチングパーツです。
最近はめっきり生産されなくなってしまい、見かけてもプレミア価格になっていたり・・・。
元々2000円を切る安い値段で販売されていたのですが・・・。
時代も時代、お値段3倍でいいから安定供給して欲しいものです。
【フジミ】
- 特シリーズNo.50 EX-101 日本海軍航空母艦 瑞鶴用 エッチングパーツ (2ピース25ミリ機銃付き)
【ファインモールド】
- WA12 アンカー・菊花紋章セット
- WA13 八九式12.7cm高角砲
- WA14 レーダーセット
- WA28 12cm二十八連装噴進砲
- WA43 艦艇用双眼鏡・測距儀セット
- WA42 用艦 浮環・消火設備セット ※浮環のみ使用
【ピットロード】
【レインボーモデル】
【海魂】
【ファイブスターモデル】
組み立て開始

早速スタートです。
船体の左右を合わせまして、作業用の船台に固定・・・したいのですが、船体がやや海老反りになっているため、輪ゴムと木で矯正します。
ドライヤーで熱しては冷まし、熱しては冷まして徐々に歪みを取っていきます。
今回のキットは伊勢と違い、艦底パーツが落とし込み式になっていたので側面に接合線は出ません。

艦底に固定用の穴をあけまして、ナットを固定しています、の図。
回ってしまわないよう、転がっていかないように接着剤でガチガチに固めてやりましょう。
楔形に厚めのプラ板を切り、ナットの面に合わせて固定していくと良いでしょう。
充分に硬化・乾燥させた後に次の作業に移ります。

プラ板だけでは不安が残ります。
タミヤのエポキシパテで更に広範囲を固めてしまえば、完成後にナットが転がっていく心配は無用でしょう。
パテを盛って、叩いて均していくのですが、ボルトにパテが付かないよう注意しましょう。(過去1敗)
目詰まりしてボルトが抜けなくなります。
ちなみに、接着剤が未乾燥のままパテを盛ってしまうと、化学系(瞬着やゴム系など)の場合は問題ないのですが溶剤系(~~セメント)の場合、悲惨なことになります。
溶剤成分が逃げられず、そのまま床を溶かして貫通する場合があります。
その昔、旅客機を作っているモデラー諸兄が重りの代わりにラッカーパテを機内に充填し、ボディを溶かしておりました。
それはもう悲惨でした。
飛行甲板 切り離し時の注意

瑞鶴は正規空母としては大型の部類で、それ相応に飛行甲板も大きいです。
次級?である大鳳や、改装空母である赤城・加賀ほどではありませんが。

そんな長い甲板には、当然ながらランナーからゲートが繋がっています。
特にフジミの空母は、甲板のフチに雨樋すらついている気合の入りよう。
ここを潰すと非常にカッコ悪いので、注意して処理しておきましょう。
と言ったところで、今回はここまで。
では。
【今回のキット】
コメント
翔鶴、瑞鶴の飛行甲板の相違点まで良く検証してますね、今後の仕上りを楽しみにしてます。
かず様
コメントありがとうございます!
検証というほどしっかりしておりませんが・・・なにかの参考になれば幸いです!