1/700 フジミ 航空母艦 瑞鶴を作る(1)

1/700 航空母艦 瑞鶴(フジミ)

どうもこんにちは。

秋はどこ行っちゃったんですかね!?ふそやんです。

色々と寒い昨今ですが、室温だけでも暖かくして参りましょう。

今回から日本の大型正規空母としては唯一、姉妹艦が存在する翔鶴型の二番艦”瑞鶴”を作っていきます。

キットを見ていく

キットはフジミ製の特シリーズ50番 日本海軍航空母艦 瑞鶴 1944(昭和19年) です。

フジミの瑞鶴は豊富に種類があります。(というかありすぎ・・・)

エッチングパーツ付きのお得版、迷彩デカール付属版、特EASY、1941年仕様、Ver.1.2、フルハルモデルなどなど。

今回使用するのは特シリーズの50番ではあるものの、メーカーロゴが新版になり、艦載機がクリア成型ではなくなった最近のロット。

しかし最近流行りの艦名デカールは付属していないので、色々と過渡期のものでしょうか。

まず大きなランナー。

船体や飛行甲板等は、姉妹艦の翔鶴や、瑞鶴の他バリエーションと共通パーツとなっています。

この飛行甲板が少し厄介で、珊瑚海海戦後の”翔鶴”の仕様となっているようです。

実物が不明瞭なようで、断定は出来ないのですが・・・。

翔鶴・瑞鶴共に竣工時には”ミミ”の後ろのラインに木甲板と鉄甲板の境目があったそうです。

翔鶴は珊瑚海海戦にてこの境目付近に被弾したため、修理された際に鉄甲板が前進し、キットの境目になった・・・との見解があります。

瑞鶴は特に被弾していないため、鉄甲板が延長されることは無かったご様子。

つまるところ、この甲板は素直には瑞鶴に使用できません。

木甲板シールをツギハギして、木甲板を延長すると良いかも知れませんね。

小さめのランナー軍です。

前述の通りマイナーチェンジ版なので、艦載機はグレー成型です。

デカールは専用品です。

⑧の高角砲警戒帯とでも言いましょうか、赤白の帯は瑞鶴特有のものです。

製作に使用するパーツ

主に使用するのは純正エッチングパーツです。

最近はめっきり生産されなくなってしまい、見かけてもプレミア価格になっていたり・・・。

元々2000円を切る安い値段で販売されていたのですが・・・。

時代も時代、お値段3倍でいいから安定供給して欲しいものです。

【フジミ】

  • 特シリーズNo.50 EX-101 日本海軍航空母艦 瑞鶴用 エッチングパーツ (2ピース25ミリ機銃付き)

【ファインモールド】

【ピットロード】

【レインボーモデル】

【海魂】

【ファイブスターモデル】

組み立て開始

早速スタートです。

船体の左右を合わせまして、作業用の船台に固定・・・したいのですが、船体がやや海老反りになっているため、輪ゴムと木で矯正します。

ドライヤーで熱しては冷まし、熱しては冷まして徐々に歪みを取っていきます。

今回のキットは伊勢と違い、艦底パーツが落とし込み式になっていたので側面に接合線は出ません。

艦底に固定用の穴をあけまして、ナットを固定しています、の図。

回ってしまわないよう、転がっていかないように接着剤でガチガチに固めてやりましょう。

楔形に厚めのプラ板を切り、ナットの面に合わせて固定していくと良いでしょう。

充分に硬化・乾燥させた後に次の作業に移ります。

プラ板だけでは不安が残ります。

タミヤのエポキシパテで更に広範囲を固めてしまえば、完成後にナットが転がっていく心配は無用でしょう。

パテを盛って、叩いて均していくのですが、ボルトにパテが付かないよう注意しましょう。(過去1敗)

目詰まりしてボルトが抜けなくなります。

ちなみに、接着剤が未乾燥のままパテを盛ってしまうと、化学系(瞬着やゴム系など)の場合は問題ないのですが溶剤系(~~セメント)の場合、悲惨なことになります。

溶剤成分が逃げられず、そのまま床を溶かして貫通する場合があります。

その昔、旅客機を作っているモデラー諸兄が重りの代わりにラッカーパテを機内に充填し、ボディを溶かしておりました。

それはもう悲惨でした。

飛行甲板 切り離し時の注意

瑞鶴は正規空母としては大型の部類で、それ相応に飛行甲板も大きいです。

次級?である大鳳や、改装空母である赤城・加賀ほどではありませんが。

そんな長い甲板には、当然ながらランナーからゲートが繋がっています。

特にフジミの空母は、甲板のフチに雨樋すらついている気合の入りよう。

ここを潰すと非常にカッコ悪いので、注意して処理しておきましょう。

と言ったところで、今回はここまで。

では。

【今回のキット】

コメント

  1. 翔鶴、瑞鶴の飛行甲板の相違点まで良く検証してますね、今後の仕上りを楽しみにしてます。

    • かず様
      コメントありがとうございます!

      検証というほどしっかりしておりませんが・・・なにかの参考になれば幸いです!